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ほんとうのピノッキオ

児童文学“ピノッキオの冒険“をダークに味付け。
大人も楽しめる、いやむしろ大人のダークファンタジー

ほんとうのピノッキオ  2021年


【あらすじ】

ジェペットは大工で一人暮らし。心優しいとぼけたおじさん。
ある日、友人から貰った木材で人形の男の子の作る。
すると人形は言葉を話し出した。
その人形に手も足も付け加えると、たちまち動き出した。
ジェペットはその人形に名前をつけた。
ピノッキオ。
走り出したピノッキオはジェペットの言う事を聞かず、
勝手気ままにに行動をする。親として教育をするジェペットを
困らせるばかりだった。

【解説】

親の心子知らず、、。
親になる年齢になって観てみると、非常に胸が痛い。
そんな気持ちになる大人が大勢いるはず。
この映画は大人が観るファンタジーでもあるの。
映画のチラシに“ダークファンタジー“って謳ってあるから
暗い感じかと思ったら大間違い。
親と子のショートコントが始まったよ😂
コテコテのやつ。(劇場館内で笑いが起こっていた)

思うがままに行動するピノッキオは父親である
ジェペットと離ればなれに。
まだ見ぬ世界へ、ピノッキオの冒険が始る。
そこで描かれるのは、人間の醜さや欲望、さらに社会の
実情まで映し出す。童話にしてはずいぶんと社会派。

だけど、ほっこりさせるのが父親の深い愛情。
どんなに離れていたって親は子を想い、子は親を必要とする。
大冒険の中でジェペットの愛情を知ったピノッキオは
人形から人間に変わる事ができるのか?

親子愛がとってもほっこりさせられる、家族で観たい
素敵なファンタジーに仕上がってます。


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