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そこそこの冷麺屋

ちょっと前の休日の話。
昔のバイト先にヘルプを頼まれた。
(カジュアルなホテルの清掃です。)

最寄り駅で降りて、商店街を進み、バ先の場所どこだったっけな~なんて若干迷っていると、冷麺屋を発見した。
ラーメンでなくレーメン。
あれ、冷麺屋なんてあったっけ、と気になって、ヘルプ終わったら食べてみようと決めた。
立て看板のイラストも美味しそうだし、ヘルプは午前だけなので、お昼ごはんにちょうどいい。

で、労働終わりに行ってみた。

おそらく、一、二世代前からやっているであろうちょっと味のある店内。
整頓されてあるんだかないんだか、母親の実家みたいな中途半端な整頓具合がいい感じ。
私より少し年上くらいの女性二人が切り盛りしているところもいい…。
少し遅めの昼食だったからか、客は私のみだった。

普通の冷麺を頼みました。

割とすぐ出てきた。見た目はいわゆる冷麺。

いざ、実食…………あれ、なんか、フツー………?だな。

まずくはないし、いやまあうまいんだけど、すごく美味しいわけではない……みたいな。
期待値よりはけっこー低い……………………。
もう200円ぐらい安くてちょうど良くない?と、クレームまではいかないぐらいの文句を言いたくなる人がいるかもしれない。って感じの味。

でも、案外、不満には思わなかった。
だって、ものすごく美味しい冷麺屋だったらのなら、休日の昼間なんて行列で入れなかった。
こんなにゆっくり悶々と食事なんてできなかったと思うのだ。繁華街だし。
時には、美味しいごはんよりも人込みから避難してひと息つける場所が必要だったりする。
都会のジレンマって気もするけど。

そこそこのお店は意外と必要、ってことでした。

そういえば、その店、やたら水が旨かったです。

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