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アフタヌーンティー・ストーリーその7

アフタヌーンティーが好きだ。

どのくらい好きかというと、
一息つく時の飲み物はほぼコーヒー一択なのだが、例えば紅茶専門店でアフタヌーンティーをする時は、郷に入っては郷に従えの法則で紅茶をいただく。ホテルラウンジなどで何杯も飲める時でも必ず1杯は紅茶を味わう。紅茶の味はよくわからないのだが(実はコーヒーもそんなにわかっていない)、アフタヌーンティーの響きの通り形から入り、紅茶とともにスイーツを味わっている風な自分に酔うくらい好きだ。

さて、アフタヌーンティーは紅茶専門店だけでなく、コーヒー店でも出しているところが多い。今は無き澤井珈琲や、 

まだまだ健在の神戸珈琲物語、

などを記事にしてきたが、今回も珈琲店だ。

2023年の春に京都へ訪れる機会があったので「小川珈琲店」へ、アフタヌーンティー狙いで行ってみた。

阪急の西京極駅が最寄りで、駅から歩いて10分弱ほど。西京極・・・駅伝ファンにとっては聖地であるが、駅からは競技場とは反対側に出て反対方向へ歩くため、西京極感はない。普通の町工場や住宅が並ぶ中に突然現れる小川珈琲店。京都を中心に何軒かあるが西京極の店が本店であり、店内でコーヒー豆やコーヒーグッズの販売もしているきれいで立派な建物だ。

平日昼だったが、喫茶スペースは結構混んでいて入り口で名前と人数を記入し、順番待ち。人数「1」と記入するも、一人アフタヌーンティー慣れしてきた頃なので全く気にならない。1人なので小回りが効くはず。空き席に潜り込めるので順番は早く回ってくるのでは?と期待するも、なかなか呼ばれない・・・。店内には空席はありそうだが、オペレーションが追いつかないからか、10分くらい待ってようやく席に案内された。店内は結構広い。まだランチタイムの客も混在していたので混雑したのだろう。アフタヌーンティーには少し早かったか?まあでも昼食のお弁当は既に消化済みなので良しとしよう。メニューには「アフタヌーンセット」とある。なるほど、基本は珈琲店だからアフタヌーンティーという言葉は使わないのだな? でも広義のアフタヌーンティーに違いない。価格は1700円ほどだったと記憶しているが、2024年1月末現在、公式ページを見ると、1980円となっていた。

待っていると2段スタンドが運ばれてきた。上皿にケーキ・スイーツ類、下皿にサンドイッチ、スコーン、焼き菓子など。なかなかのボリューム感であり、しかも飾らない感じが良い。細かい細工をされた芸術的なホテルなどのアフタヌーンティーも良いが、焼き菓子をそのまま盛り合わせたようなこういうのが好きなのだ。

いい感じ。下段の奥にはサラダもある。

飲み物はコーヒー、紅茶、ジュースなどから選べたが、ここは当然、コーヒーだ。珈琲店だしね。ガトーショコラとコーヒーは王道の組み合わせ。周囲の客がまだランチタイムである中、アフタヌーンティータイムを終了。お先に。さて、夜は和食の会食だ。夕方にもう一杯ほどコーヒーを入れておこうか。