暇と退屈の倫理学〜第1章を読んで〜
はじめに
この本はいわば哲学本だ。
人はより豊かさを求めて努力してきたが、より豊かになっても不幸になってしまう。
ラッセルの「幸福論」を参照し、その幸福論の主張のおかしさを指摘するところから始まる。
著者による指摘が進み、
という問いに達し、この問いの答えを探る本である。
読んでいてとても面白いが、今の私には難しい内容もあるのでなかなか読み進める事ができない笑
1章は読んだのでその感想を記したい
内容と感想
第1章は、ラッセルとスヴェンセンの2つの退屈論を取り上げ、それぞれの分析と解決策や問題点などを論じている。
これはラッセルの退屈論から導き出された、第1章における1つの結論のようなものだ。なんとも世の中にありふれてそうな結論だったが、読み進めていてとても納得できる内容だと感じた。(筆者は何か足りないと疑問を持っているようだが・・。)
※スヴェンセンの内容は正直、私にはよくわからなかった笑
ここまでの話を読んで、スティーブ・ジョブズの
「Connecting the dots」
を思い出した。
なんとなくだが、言い換えるとこれだろうと直感的に思った。
まとめ
第1章は本書の序章に過ぎないので、真に言いたいことがまだはっきりしていない。
はっきりはしていないが、私が思ったことを記した。
ラッセルの主張はつまり、「Connecting the dots」が大事
ってことなのかなと私の中では思ってしまった。
しかし筆者は2つの退屈論には納得できない事があるらしい。
今後の話で新たな論が展開されるだろうから、楽しみながら読んでいきたい!
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