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【目指せ爆益!】内部留保率を理解すると会社の未来が見えてくる!

こんにちは、全力パンダです。
今日で4回目の投稿。そうです、脱三日坊主!
記事が皆さんに届いていることを信じ、日々勝手にモチベーションにしています。

さて、今日の内容は内部留保率についてです。
私的には、内部留保率単体だけ見ても正直”へぇ~”程度の情報だと思っています。
…が!この内部留保率、前回の記事でお伝えしたROEと組み合わせることで一歩その先が見えてくるようになるんです!
事前にROEの内容について振り返っていただくと、この後の内容がスッと入ってくるかなと思います。

それでは、チェケラ!



1.内部留保率って?

まず、内部留保率ってなんぞやからですね。
内部留保率は、企業が稼いだ利益をどれだけ留保している(貯めこんだ)かを示す指標です。内部留保率が高い企業は、将来の事業拡大や投資に資金を充てる余裕があります。また、内部留保は自己資本比率を高める効果もあり、財務的な安定性を示す指標とも言えます。
計算方法はいくつかありますが、下の方法が一番簡単に算出できます。

【計算式】内部留保率=1-配当性向

簡単でしょ?配当性向は当期純利益のうち、何割を配当金に回したかの割合です。
なので、内部留保率は当期純利益のうち、配当金に回されなかった割合ですね。

全力パンダの脳内イメージ

2.内部留保率とROEの関係性

ROEと内部留保率には密接な関係があります。一般的に、ROEが高い企業は内部留保率も高い傾向があります。なぜなら、ROEが高いということは企業が収益を上げており、配当として株主に還元したあとも内部留保できる分が多く残っている可能性が高いからです。
裏を返せば、ROEが高い企業は内部留保したお金を投資等に回すことで、さらに高い収益を上げることができます。
そこで生み出した利益はまた内部留保して、さらにより大きな収益を上げていく…まさに好循環です。

内部留保率が高いということは配当性向が低いと同義ですので、インカムゲイン(配当などによる収入)の観点ではちょっと残念に思われるかもしれませんが、キャピタルゲイン(株式等の価値向上による収入)の観点からするとプラス要素とも考えられます。

【内部留保率が高い(配当性向が低い)場合】

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【内部留保率が低い(配当性向が高い)場合】

全力パンダの脳内イメージ

※どちらもROEは同じ前提です。

👆の図を見ると内部留保率が低い(配当性向が高い)場合の方が、
”配当多くもらえてるし、ええんとちゃうの!?”
と思いますよね?
確かに配当性向が高いと目先で得られるキャッシュは安定します。
しかし、内部留保率が高い方が純利益は多いことに気づかれましたか?
会社は私たち(投資家)のものですので、会社の利益が増える=私たちの儲けが増えることに繋がるのです。
内部留保したお金を高収益事業で回し続けることで、利益を加速度的に増やしていけます。
全体の利益に目を向けるとまた違った景色が見えてきますね。
どちらが100%正しいということはないですが、キャピタルゲインの方がお金の時間的価値を活かすことができるので、個人的には優先順位は内部留保率>配当性向です。


3.さいごに

ここまで内部留保率とは何か、ROEとの関係性についてお話ししてきました。
偉そうにいろいろ語ってきましたが、必ずしも「内部留保率が低い(配当性向が高い)ことが悪!」ということではないです。
現に私も高配当銘柄とかに手を出していますので。。。
ただ、複数の指標を組み合わせることでよりよい選択肢を見つけられるチャンスも増えると考えています。

今回の場合は、
・内部留保率が高い(配当性向は低い)銘柄であってもROEが高ければ、投資対象には十分なり得る
てことですね。

少しでも皆さんの気づきにつながればうれしいです。

では、引き続きよろしくお願いします!!

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