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グローバルゲームマーケットからみるGamfi/P2Eクリプトマーケット

概要

DAOLaunchでは クリプトスタートアップとして、2022年3月28日現在まで14個のプロジェクトをIDOとして紹介していますが、その内メタバース・Gamefi・Play-to-earnサービスのプロジェクトが12個になります。
現在の市況的にトークンの価値はつきにくい状況ですが、クリプトマーケットにおけるメタバース・Gamefi・Play-to-earnはこれからのトレンドであり、現在開発段階のプロジェクトが多く、来年に向けて爆発的に資金が流入する事が予測できます。
ゲームプレイヤー人口からみたGamefi/P2Eのスタートアップの今後の予測をしてみました。
参考文献はこちら

成長市場地域でのゲームプレイヤーの増加

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ゲームプレイヤー人口・参加率はその後数年の収益増に繋がるということが、既存のゲーム業界での動向でわかってきています。
■参加ユーザー増→参加率増→収益増
既存のグローバルゲーム市場収益規模は2020年に1,748億ドルに達し、2023年には2,000億ドル(約25兆円)を超えると予測されています。
現在の世界のゲームプレイヤー人口は約27億人規模であり、ほとんどがモバイルゲームプレイヤーで約25億人、PCゲーマーが約13億人、家庭用ゲーム機ユーザーが約8憶人になります(重複あり)。
地域別にみるとアジア太平洋や中東・アフリカ、中南米といった地域における成長市場でユーザーが急激に増加しており、今後数年間この地域のゲームプレイヤー人口は更なる増加を見せる見込みです。
2023年には世界のゲームプレイヤー人口は、30億人の大台を突破する予想になります。
クリプトゲームのAxieもフィリピンでしたが、成長市場地域がこのプレイヤー人口増に大いに貢献しており、オンライン人口の増加が顕著にゲーム人口の増加を支えています。
現時点既に中東&アフリカにおけるプレイヤー人口は北米・欧州全体を上回っており、下記のポイントがこの成長市場のゲームプレイヤー人口増加を押し上げています。

・世界的なwifi環境インターネット接続環境の整備・改良
・レベルの高い安価なスマートフォン

モバイルゲーマーの急激な増加

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これらの成長市場における多くのプレイヤーはスマートフォン・モバイルを通してゲームをプレイしており、モバイルゲームの無課金での参加がゲーム人口増加につながっていますが、課金プレイヤーになりお金を支払ってゲームをするプレイヤーは少ないのが現状です。
しかし、スマホアプリゲームにおける基本プレイ無料形式は、既に最も有力なマネタイゼーションモデルであり、市場の収益化に変化をもたらせました。
ゲーム単体を販売して収益する方法から、デジタル販売によるサブスクリプション収益から、ゲーム内で収益を得る方法に変化しています。
そうなると、ゲーム内でのトランザクションがゲーム市場において一層大きな役割を持つようになります。モバイルプラットフォームではパッケージゲームの提供はなく、販売を主とするゲームも稀になってきています。そのため、ゲーム内トランザクションはモバイルゲームにおける圧倒的な最大収益項目となります。
そんな中、世界的な人気を誇るモバイルゲームPUBGを開発したKRAFTONが、ブロックチェーンベースのゲームおよびサービスの設計とマーケティングをサポートするために「ソラナラボ(Solana Labs)」と事業契約を締結したことを発表しました。

モバイルゲーム収益の約98%がゲーム内トランザクションによるものであり、将来的には100%近くになると予測されます。
wifi環境が良くなり、機器も高性能化されており、トランザクションの高速化は避けようがなく、ゲーム内トランザクションを簡潔にする為にブロックチェーンは欠かせずゲーム内トークンが必須となる事が考えられます。

メタバースとゲームの親和性の高さ

現在、メタバースが注目される理由のひとつに、新型コロナウィルスの影響で対面コミュニケーション、イベントが開催できなくなった背景があります。
2020年に新型コロナウイルスが流行したことによって、バーチャル空間でユーザー同士がコンテンツやコミュニケーションとるメタバースがスマートフォンの普及やSNSが幅広い世代に普及しています。
コミュニケーションにおいて、仮想空間の中で臨場感のある出会いや、おしゃべりができるようになり、メタバースをゲームに組み込むことでよりリアリティのある体験へと昇華されます。
コミュニケーションやレジャーのあり方をオフラインからオンラインに変えざるを得なくなった状況において、メタバースの技術はリアルに近いコミュニケーションをオンラインゲームにもたらす事で、ゲームと次世代SNSが融合していく事が考えられます。
wifi環境、機器、トランザクションの高速化はコミュニケーションの在り方を変容させていきます。第三者の介在しないWEB3の世界が広がっていく事が予想されます。

ゲーム市場を盛り上げるブランドコンシューマー

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ゲーム内トランザクションの増加は、ゲーム業界により多くのコンシューマーブランドがゲームスペースへ参入するきっかけとなっています。
ファッション業界における多くのブランドがゲーム内でのアクティベーションを積極的に行っています。Marc JacobsやValentinoといったような欧米ブランドのみならず、日本のローカルブランドによる事例も多く見受けられます。エンゲージメント増は収益増加に繋がり、ゲーム開発・販売会社のみならずコンシューマーブランドにとってもビジネスチャンスの増加に繋がります。
そんな中2022年3月24から27日の4日間にわたり、メタバースプラットフォームの大手「Decentraland(ディセントラランド)」上で世界初のファッションウィーク『Metaverse Fashion Week(メタバース ファッションウィーク)』が開催されました。
ドルチェ&ガッバーナ、トミー ヒルフィガー、フランク ミュラー、エトロなど世界的なブランドが参加。
バレンシアガは、オリジナル制作のゲーム内で2021年秋コレクションを発表。さらには、VR空間で遊べる人気オンラインゲーム『フォートナイト』とも2021年にコラボレーションして話題に。同じデザインで、ゲーム用のデジタルファッションとリアル用のファッションを発売しました。ほかにも、ジバンシイなどのブランドが任天堂のゲーム『あつまれ どうぶつの森』内でキャラクターが着用できる「マイデザイン」にアイテムを提供しました。
メゾン マルジェラやマルニを運営するOTBグループは、メタバース向けの製品などを開発する新規部門ブレイブ・バーチャル・エクスペリエンスを設立しました。ルイ・ヴィトンはゲーム「リーグ・オブ・レジェンド」のキャラクター「キヤナ」に衣装を提供するなど、メタバースとNFTアイテムを通してゲームと現実世界がつながるリアルなツールになろうとしています。

メタバースにおけるゲームとファッション

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ファッションとメタバースは他業界と比べても親和性が高く、空間内で情報が発信されたり、ユーザーが交流したりするという点でメタバースはSNSの在り方も進化させます。
テキストや写真、動画といった2D情報がメインだった従来のSNSとは異なり、3D空間であるメタバース上では、ユーザーの識別アイコンがアバターという、より人に近いかたちになります。つまり、ユーザーは外見やファッションに気を使う必要性と嗜好性が出てきます。さらにメタバースは、国や国籍、身体を超越した多様性があるうえに、デジタル上では廃棄が存在しないサステナブル性があり、近年はSDGsに取り組むアパレル企業やブランドも多いため、参入を前向きに検討する企業はますます増えていく傾向です。

fさらには、デジタルファッションブランドの誕生も加速しており、これまで主にデジタルスニーカーやバーチャルウェアの制作を手がけてきたNFTブランド「RTFKT(アーティファクト)」をNIKEが2021年12月に買収しましたが、そういった事例もより増えていくと予想されます。

メタバース・Gamefi・Play-to-earnのデメリット

これからの発展が見込まれるメタバース・Gamefi・Play-to-earnの世界ですが、まだまだ参入障壁が高いと言えます。
1 ゲームを始めるために高額の初期費用(主にNFTアイテム)が必要
2 クリプト・NFTの知識が必要
3 取引所、ウォレット、NFTマーケットプレイスなど複数のプラットフォームの用意

 1はスカラーシップ制度により初期アイテムを借りる事でゲームが出来るゲームギルドが出来ており、今後も発展していくと考えられます。

2、3の専門的な知識がそれほど必要なく、既存の金融システムとも融合する事で初期参入の扉が開かれた業界の発展が望まれます。

まとめ

世界的なインターネット環境の整備や安価で高性能なスマートフォンの普及により、成長市場と呼ばれる地域でゲーム市場全体のユーザー数は増え続けており、今後も拡大していくと考えられ、トランザクションの増加に伴いトークンエコノミーの普及も加速していきます。 Bored Ape Yacht Club の様に既に人気のあるアーティストが参入する事でNFTが高騰したように、メタバースやゲームに既存の人気のあるブランドが参入する事で相乗効果をもたらしており、バイアウト・M&Aする様なゲームプロジェクトや関連クリプト事業が出てくる事でより市場は発展していきます。
メタバース・Gamefi・Play-to-earnが本格的に始動するのはまだ時間がかかり準備段階と言えます。映画「レディプレイヤー1」の様にアバターが様々なメタバース空間を移動しながらゲームを楽しみながら稼ぐ事が長期的なゴールとすると初期に参入し地道に開発を続けるプロジェクトから芽が出る可能性が高く、長期的に開発活動を継続できる経験のあるチームやゲームスタジオをもつプロジェクト、ゲーム内NFTをファッションアイテムとして販売できたり交換できる機能、他ブランドが参入しやすいユーザーインターフェースの構築がのぞまれる。また、DAOLaunch dappトークンセールから参加する場合、DDを強化する事で長期的な開発を続けるチームである事、トークン形成が問題ない事の調査分析を行っており、初期投資での参加という面では強味を持って長期ホールドできるプロジェクトである事も念頭に入れておきたい。

DAOLaunchについて

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DAOLaunchは、 チャレンジを行う起業家や個人と、 支援する投資家をブロックチェーン上で直接つなぎ、 国境を超えて誰でもが自由に新たな経済圏をシームレスに創出し、 支援することを可能にした分散型クラウドファンディングプラットフォームです。
資金調達を検討したいスタートアップ企業、 挑戦する団体・個人の方、 また、 "NFT Farm"での資金調達後のマーケティング支援、 助成金システム等についてご興味がある方からのご相談をお待ちしております。

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