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「いつもの背脂そばの食べ方」2023/2/22 日記

何は無くとも、水曜日は背脂そばを食べることにしている。前の日が食べすぎちゃっていても変わらず食べる(もし機会を逃したら振り返りの日を作る)。食べ物として好きなのはもちろんのこと、自分のジャンク欲を定期的に解放してあげる為の策である。この欲求を貯めすぎてしまうと、平日にも関わらずドカ食いを実施してしまうのだ。つまりこの行為は、転ばぬ先の杖、石橋を叩くようなものである。

背脂そばを食べるのには私なりの手順がある。大大盛り、麺硬め、アブラで注文して、品の到着と同時に箸を割る。そしてまずは何とも絡めずに素の麺を味わう。次に、もやしの歯ごたえを堪能しつつ啜り、ネギを食べて舌をシャッキリさせる。メンマもこのタイミングで食べる。この順序で食べる理由は、薬味によって背脂そばを常に新鮮に味わうためだ。モノがモノのため、どうしても単調に感じやすい。が、緩急は自分で作るのだ。そして、脂身を3つのうち1つだけ頬張る。チャーシューには手を付けないでとっておく。この残しはとっておきを行うための布石だ。
半分ほど食べると共に薬味をさらえてしまい、残りは肉が残るようにする。そしてここからあるものを投入し、背脂そばは2段階目のジャンクさに進化する。麺類の必需品、すりおろしニンニクを大盛り一匙ドサッと行くのだ。
一匙の半分はチャーシューに乗せて、麺をチャーシューにくるんで一息に食らう。これによって脳がキックされ、うまみの暴力が身体をかける。ここで私は一度心でガッツポーズをする(いつもしている)。
それから肉とニンニクを掛け合わせつつ麺を速攻で啜り、満腹中枢の信号が来る前に完食する。夜のことなど、明日のことなど知ったことか。そう思いつつ、何食わぬ顔でゴチソウサマを言ってすっと退店する。この間注文含めて10分。ジェットコースターのように素早く食べ、素早く退店する。これが私の背脂そばを楽しむ手順だ。

この手順は、早死三段活用という食べ方をリスペクトしたものだ。特に、チャーシューで麺を包んで食べるところは具材を変えたのみでまるっと真似させてもらっている。とにかく身体に悪く、今日を終わらせる事に重点を置いた食べ方なので、ラーメンでジャンクを味わいたい人は是非とも調べて真似してみてほしい。きっとムシャクシャした日をムシャムシャして消し去ることができるだろう。

さて、今日の日記はここまで。何時もの台詞で終わりとしよう。
明日も、乗り切って行きましょう。

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