頭痛の種類ごとによる症状や対処は?
薬を無くす顧問薬剤師伊庭聡です!
最近、気軽に使われてしまう、解熱鎮痛剤があります。
ロキソニン、ボルタレン、ロルカム
他にもカロナール、バファリン、イブなどです。
これらは、副作用があるので、
使わないようにというのは、
このブログを見ている皆さんならもうご存じですね
でも、
じゃ、頭痛の症状が出たら、どう対処すれば?
というように、話を聞きます。
頭痛の種類ごと、対処を説明します!
まず、頭痛の種類を知りましょう!
種類により、対処は全く違い、
『間違った対処は、
より痛みを増強します』
種類を
大きく分けると4つ
・片頭痛
月に数回繰り返し起こり、
頭の片側あるいは両側が脈打つようにひどく痛みます。
吐き気を伴ったり、光や音に敏感になります。
安静にすると、悼みがおさまりやすい傾向にあります
・緊張型頭痛
筋肉の緊張やストレスなどにより、
頭全体が締め付けられるように痛みます。
多くの人が肩や首のこりを伴います。
入浴や体を動かすことにより痛みが和らぐことがあります
・群発頭痛
1〜2ヶ月間ほぼ毎日続き、
痛みは1〜2時間持続します。
片方の目の奥が激しく痛み、目の充血、涙が出ることがあります。
・薬物乱用頭痛
月に15日以上頭痛がある。
頭痛薬を月に10日以上飲んでいる。
朝起きたときから頭痛がする。
以前はよく効いていた頭痛薬が効かなくなってきた。
薬をいくら飲んでも頭痛が以前よりひどくなってきた。
頭痛の程度、痛みの性質、痛む場所が変化することがある。
以前は月に数回、片頭痛が起こっていた。
これらは、頭痛の起こる原因などから、分かります。
チェックの簡易診断もありますので、興味ある人は、
簡易診断をされるのが良いでしょう!
では、対処は?
片頭痛
光、音、臭いといった五感への刺激を避ける
また、安静にする。可能なら横になってください
痛む部分を冷やす、片頭痛は冷やすことが大事です
緊張型頭痛
体を動かすこと、筋肉をほぐすこと、マッサージや入浴をする。
この説明を見ても、片頭痛と緊張型頭痛は逆の対処方法ということがわかりますね?
群発頭痛
ほとんどの人はこの頭痛が起こることはないでしょう。
おもに、これ以外の3つが多いです。
このタイプの頭痛は、なんらかの対処ができるものではないと言われています。
とにかく、痛みがひどいため、病院に頼ることも大事です。
薬物乱用頭痛
とにかく、頭痛薬の中止です。
もしかしたら、吐き気などがひどくなる可能性がありますが、
やめることに楽になってきます。
さて、上記4つですが、
大事なことは、
頭痛が多いと感じるのであれば、
『頭痛ダイアリー』
を日ごろから付けておくことです。
頭痛の程度や痛みの症状、服用した薬、その時の食事や行っていたことなどを日記のように記録しましょう。
そこから、客観的に自分の頭痛の傾向を知ることができるようになります。
また、
頭痛で相談する際の参考になります。
頭痛でも、以下の場合は医師の診断を受けましょう。
今までに経験したことのない頭痛
意識が遠のく、
手足がしびれる
頭痛以外の症状を伴う場合は
病院受診も選択してください。
知ってください
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