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【書評・感想】運転者 未来を変える過去からの使者 (喜多川 泰)

保険営業マンとして上手くいかない日々を送る主人公。そんな主人公は、1台の不思議なタクシーとの出会いをきっかけに人生が変わっていく。

この本を読んだとき、私は仕事等が原因で持病が悪化し入院していました。入院中は「なんでこんなことになったんだろう」と考えてしまい、気持ちが沈んでしまうことも多々ありました。そんな時、たまたまkindleでこの本を発見し読みました。

この本には前向きな気持ちになれることが書かれており、読み終えたとき、「また頑張ってみるか」と元気な気持ちになれました。そして、この入院の経験もきっとプラスに変えることができるはずと前向きに捉えることができるようになっていました。

辛かった時に、前を向くきっかけを与えてくれた一冊です。

【著者紹介】

著者:喜多川 泰 

1970年 愛媛県出身 東京学芸大学卒業

代表作・・・賢者の書、手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ 等

【心に残った言葉と感想】

とにかく頑張っても報われないときは運が貯まっているんですよ                 (運転者 未来を変える過去からの使者)

忘れちゃダメですよ。上機嫌。機嫌が悪いと、運の転機をつかむアンテナは感度が鈍りますからね     (運転者 未来を変える過去からの使者)

本当のプラス思考というのは、自分の人生でどんなことが起こっても、それが自分の人生においてどうしても必要だから起こった大切な経験だと思えるってことでしょう。      (運転者 未来を変える過去からの使者) 

「努力は運を支配する」ラグビー元日本代表監督 宿澤広朗氏の言葉です。受験シーズンの時に校長先生がこの言葉を話していたのをこの本を読んでるときに思い出しました。

先生の話の大半は忘れてしまっていますが、この言葉はなぜか印象に残っています。きっと努力は必ず報われると言いきっていないところに現実感があり、親しみを感じたからでしょう。

努力は報われるとは限らないが、努力をすることで報われる可能性を高めることができる。そして報われなかったとしても、いつか上手くいく時のために運を貯めている。

このように考えることで、人生で起こる良いことも悪いことも受け入れて、どんな経験も前向きに捉えようという気持ちになりました。

今はkindle unlimitedの対象になっているので、ぜひ読んで観てください。



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