20201112 長男が発熱した。
スペインに行ってから初めて体調を崩した。38度あって頭が痛くてお腹を壊しているらしい。数日前に外泊して夜更かししたらしいから疲れが出たんだろう。日本から持って行ったパブロンとビオフェルミンを飲むように伝えた。咳なし、喉の痛みなし。味覚や嗅覚も異常なし。同居人が心配してご飯を作ってくれたと写真を見せてくれた。まさかのトマトパスタだった。
この時期の熱は心配だけど(スペインはコロナ感染者の第2波で通学やサッカーチームは4週間活動休止)画面越しの顔を見るかぎりそんなにひどくはなさそう。だいじょうぶだよ、と母親のわたしは思う。大丈夫、大丈夫、若くて丈夫な身体になったじゃないか。
だけど、そりゃあ、近くにいて看病してあげられたらなぁとは思う。スペインにはポカリスエットはあるのかな?汗をかいた服も自分で洗わなくちゃいけないだろうし、リンゴをむいてあげたり、おかゆを作ってはあげられないもの。こういう時はもどかしいね。
長男はよく熱を出す子だった。熱が高くなると目が腫れて両目が二重になる。一度体調を崩すと長引くタイプで扁桃腺も弱かった。次男とふたりで交代に風邪をひいてた冬があった。看病疲れでヒステリックになったことを覚えている。かわいそうなのは具合が悪い子どもたちなのに、ちょっと治るとはしゃぎ回り、またぶり返すことに腹を立てていた。
ずっとこのまま幽閉されたような暮らしをしてるうちに季節が変わるのかなとか、自分の予定(友人と久しぶりに会うとか、結婚式に出席するとか)は子どもの体調であっさりキャンセルになっちゃうんだなとか。子どもが二人とも5歳以下だった頃が一番しんどかったかもな。すごくかわいかったけどね、お金もなくて、まだ色々うまくできなくて、心細かった。
次男がサティを練習している。昨日よりも上手になった。ほそい指が鍵盤を撫ぜる姿、ステキよ。ママは楽器ができる男の人、好きだなぁ!
熱でぼーっとしている長男と画面越しに次男のピアノを聞いた。シーンとした部屋にたどたどしいメロディー。離れているけど近くにいるなと感じる。
夕飯は鶏皮ポン酢と豚丼。お絵描き教室へ仕事に行く前に下ごしらえしておいた。
この記事が参加している募集
読んでくれてありがとうございます!あなたはとても良い人です!楽しいことがたくさん起こるでしょう🍬サポートしてくださったら珍しい食べ物をたべたいです!