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生きているうちに読んでおくべき本 ミレニアム1の続き

小説、しかもミステリーに関することを書くのですから、当然ネタバレはなしです。しかも、読んでいる人には当たり前の言わずもがなな内容になりそう…

読み出す前にこのシリーズが6下まで(ハヤカワ文庫で12冊)出版されているのは知っていました。最初に出たのが三部作に当たるパートで、そこまでで一旦完結したというところまでは漠然と聞いていました。

「あの衝撃をこれから体験できるのだから、未読の人は幸せだ」と言うYouTuberの方の言に従って読み出して、今も興奮しながら読み進めています。

で、1の上を読み終わると訳者の「あとがき」がありました。最近では下には付いていても、上にあるのは珍しいなと感じつつ、ネタバレもなさそうだし、と読んでみたら…!

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作者のスティーグ・ラーソンは53歳の時に書いたこの作品が処女作で、三部作を書き終えた後、更にミレニアム4を執筆し始めた最中に心筋梗塞で亡くなっているのだそうです。

えーっ!

しかも、その三部作も出版前だったので、世界中でこれほどのヒット作になることも知らないままに亡くなってしまった…

調べてみると確かに4〜6は作者が別の人…スティーグ・ラーソンご自身は10部作の構想を持っていたらしいので、ホントに残念です。

4〜6については予想通り評価が割れているようです。自分は三部作を読み終わってから、別の作者の手になる作品を読むかは決めるつもりです。それにしても残念な…

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ハヤカワ文庫はサイズが通常の文庫サイズより大きいのでブックカバーが使えなくて困る、と以前に書きました。でも探せばちゃんとありました。

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布製なので長期の使用になると、どうでしょう?

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一応、HAYAKAWAのロゴが入っているから正規品でしょうか?

人間は一瞬先のことも確実なところがありません。私はスティーグ・ラーソンみたいなヒット作に恵まれるような境遇にありませんが(そりゃ、公募にカスリもしない作家志望に過ぎませんからね)、書きたいものを残していては死んでも死にきれないなぁ、と感じています。

ちょうど昨夜、平安京の物語のクライマックスを書き終えたので、ずっと構想していた物語にも取り掛かろうかと思います。

今の平安京の物語が仕上がったら、しばらくは読書三昧とか考えていました。でも現実は、私も年を取ってきていて、そんな悠長な生き方をしている余裕もなくなってきているんですよね。

やれることは生きているうちに、ですね。

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