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厩戸皇子

聖徳太子と言うと、私よりも上の世代では表題のイラストのようなイメージでしょうか。
というのも、万札が聖徳太子の時代を過ごしているからです。

万札no

上のイラストが万札の聖徳太子像です。

ですが、私より少し下の世代だと・・・・・・

厩戸皇子

これは飛鳥時代を描いた超傑作漫画「日出ずる処の天子」山岸凉子作のイラストです。
特異な設定もありますが、この時代をここまで読ませる物語というのは初めてで(もちろん聖徳太子の小説がなかった訳では無いですが、これほど多くの人が夢中で読んだことは無かったでしょう。それにこの時代をここまで自由闊達に描いた作品はなかったのでは?)、聖徳太子のイメージがガラリと変わったのではないでしょうか。

事実、後年になって池田理代子さんが「聖徳太子」という漫画を描かれているのですが、既に出来上がった山岸凉子版「聖徳太子」像を打破することは出来ず、こうして描かれました。

池田版聖徳太子の1

山岸凉子さんが偉大だと思うのは、それまでと全く違いイメージを生み出し、しかも払拭できないほどの影響を今も残していることです。
新しく聖徳太子関連の作品を作ろうとしても、「日出ずる処の天子」を凌駕するというのは並大抵のことではありません。

・・・・・・・とか言いながら、この時代の物語に取りかかろうかな、と準備中です(^0^;)
いや、尊敬して止まない山岸凉子さんを乗り越えられるはずもないので、聖徳太子の物語を描く気はありません。
同時代の別の人物の物語を、と構想を練っています。

さて、どうなりますことやら・・・・・・・

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