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吉本鎖国?

吉本鎖国

聞くだけだと怖い言葉ですね。 バンビーノは2/24日に幕張で他事務所の方もゲストで出演するライブがあります。 では、吉本鎖国とは?

なぜ、こんな言葉が出てきたのかよく分かりませんが、実際に他事務所のゲストなどがキャンセルしたということがあるということはそういう近いものがあるのでしょう。

芸人は吉本所属とは言いますが、別にしっかりとした契約書を交わしてるわけではありません。福利厚生もありませんし、税理士も自分で雇ってますし。 
芸人はただの小さい個人経営の店。 
吉本という企業に名指しであった仕事が僕たち芸人問屋におろされて仕事になるわけです。

だから、吉本がいきなりそういう政策を取っても『へぇ〜そうなったんや』という感じの人が多いのは事実です。Netflixなどのサブスク、アイドル事業に入れ込んだり、万博があったり、会長が突然辞任したり。
芸人からすると寝耳に水というわけではないですが、そんな感じで吉本は進んでいくんやという俯瞰の目があると思います。 吉本はたまに大ナタを振るうことがあります。ダンソンブームが起きてKOC決勝の2日後に大阪は漫才劇場に変わりました。コント、リズムネタ、ピン芸人、みんな出番がなくなり、やったことのない漫才をすることになりました。 『こういう時にまた新しい芸人が出てくる』と言った社員の一言が脳裏にこびりついています。

何かしら犠牲を払う事で、パッと見は非生産だと思うようなことでも、そこはそこで生まれてくるやつがおる。 現に、そのおかげで僕らが漫才を作り始めたというのも事実です。 
当時は、コントがしたいあまり何回もセンター長の所にお願いに行きました。 仲が悪くなったり、口喧嘩をするわけでもなく、そこには劇場を守ろうとする支配人と止むなくその決断をした背景も聞くことが出来ました。では、今回の事案はどうでしょうか?? 
芸人はもう面白いだけではダメで、どこかビジネスマンのセンスが必要になってきた昨今、少し僕なりに考えてみました。今回話題になった吉本鎖国とは??



吉本芸人はおよそ6000人いるそうです。劇場の数で考えても確実に、人数は足りてます。 
ベテランの方、ファイナリストでさえ劇場出番の奪い合いがある椅子取りゲーム状態です。
 ルミネは各分野のチャンピオンが香盤に名前を連ねます。 奇跡的にバンビーノは貴重なリズム枠?なんとかルミネに出演させて貰ってます。 

そこに他事務所の芸人は必要か? 自社の得意先である芸人を使う方がいいのではないか?
普通の経営者なら、当然の感覚だと思います。 取引をしたことのある商店の方が頼みやすいし簡単ですよね。 

しかし、異文化交流的にカンフル剤として他事務所芸人が出演する。そんな手も、もちろん浮かびます。 何年も前ですが、吉本の幕張劇場に三四郎さんがちょこちょこ出演していたことがありました。『僕らはネタをやる場が欲しいから』素直な芸人の形。

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