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分かることと実行すること

娘が、また勉強嫌だモードに入って、何もしなくなってしまった。最近は順調に少しずつ勉強するようになってたのに、また戻ってしまった。

いろいろと、勉強の大切さとか、勉強してほしいなとお願いをしつつ、何が嫌なのか、何だったらできるのか、いろいろと質問した。

娘はもともと説明が下手だし、自分の気持ちもよく分からないようで、なかなか答えてくれなかったけれど、どうやら察するに、勉強が大切なことは理解したし、勉強した方がいいとも思っているけれど、いざ問題を目の前にすると嫌だと思ってしまって、どうしたらいいか分からない。っぽい。

まぁ、言われてみれば、大人だってそうだ。やるべきことと頭でわかっていても、実際に行動できるかといったら別問題で。分かっていることと実行できることの間には大きな溝がある。そして、それを埋めてやるには、勉強の大切さをいくら説いてもダメなんだ。必要なのは、WhyではなくHowだ。どうやったら実行できるのか、というノウハウ。

自分の気持ちをコントロールするのは難しい。自分のことは意外と自分では分からない。自分の気持ちなんだから自分が一番わかるでしょ、とも思うが、分かるのは現在の気持ちだけで、未来の気持ちがどうなるかは本人より傍から見ている方が予測精度が高かったりする。

君は、ごはんを食べる時も好きなものを最後に取っておくタイプだ。嫌な勉強は先にして、好きな遊びは最後に取っておかないと、たぶんうまくいかない。先に遊んじゃうと、そのあとに勉強をやる、というのは出来ない、そういうタイプだということをまず自覚しよう。そして、なるべく先にやるべきことを終わらせる。まずそういう自分の特性を理解しよう。

ただ、そうやって目の前に課題をドーンと積み過ぎると、それはそれで無理だと思って諦めてしまう。自分がこなせる量を把握して、目の前の課題は少なくしつつ、でも着実に減らしていく、そして来るべきご褒美の遊びに少しずつ近づいていく。そういう課題設定のセンスが必要だ。

いきなりそれが出来るようにはならない。でも、まずは自分のそういう特性を理解するところから始めよう。一歩ずつ、頑張ろう。

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