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夏期講習(小5)

夏休みがやってきました。夏期講習が始まります。

とても感慨深いです。

小4の2月から四谷大塚に通い始めた娘ですが、なかなか勉強したことが身につかなくて苦労しました。どうしても物覚えが悪い、てきぱき行動できない、無駄に時間ばかりが過ぎていく。当然本人のやる気も高まりませんから余計に勉強に身が入らなくなる悪循環。

どうしたら勉強しやすくなるか試行錯誤した結果、毎日のやるべきことをホワイトボードにリストアップするのが一番効果的でした。

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これで、だいたい平均偏差値48くらいになりました。毎日3時間くらい勉強して、とても頑張っている。でも、それでも偏差値50の平均にも届かないのか、という思いがある。

こんなに頑張っても平均にすら届かないようなセンスのない子に勉強をさせるのが果たして望ましいことなのか。もっとピアノを頑張らせたり、お絵描きを頑張らせたり、やりたいことをやらせた方がいいのではないか。

一方で、そういうセンスがない子にも一定の教育を施すことで、将来生活がしやすくなるようにしてあげるのが文化資本ではないか、とも思う。本人に無理がない範囲で負荷をかけて体力をつけてやることも子供のためではないか。

この葛藤が長く続いた。

ただ、私はどうしても娘のできる範囲で課題を出しがちで、負荷のかけ方が弱かった。その結果、4年生のうちはなんとか回っていたが、5年生になって全体的に問題のレベルが上がったら、如実についていけなくなってきた。

そこでスパルタ系の妻にバトンタッチした。毎日の勉強量が増え、終わらなかった分は休みの日を返上してでも終わらせるように厳しくなった。

相変わらずセンスのない娘は、学習した内容の吸収速度がものすごく遅く、その遅さを時間でカバーするしかない、という作戦だった。これは小5には本当に厳しい内容だと思う。

でも娘はめげなかった。なんか、人生に対するやる気が薄すぎて、やりたいことが特にないから、勉強やっててもいいよ、みたいなやる気のないやる気。それでいいのか知らないけど、ずっと勉強してた。

そんな人生、楽しいのかなぁ。私には疑問だけど、やりたいことがあるから勉強を早く終わらせてやりたいことの時間を作る、という思考が存在しないので、ずっと勉強していた。

その結果、小5でも偏差値48をキープできるようになった。こんなに頑張って偏差値48か。それで、小6の最後まで走り切れるのか? 辞めるなら今じゃないか。小6まで頑張って、途中であきらめるというのは挫折感が強すぎるから、今年の夏までに成績が伸びなかったら諦めるとか、判断した方がいいんじゃないか。

そんな話をしていた。

今のだらだらした勉強では限界がきている。成績を伸ばすためには、本人がやる気をもって勉強に取り組まないと難しい。やる気なんて出そうと思って出るものじゃないけど、どうやったらやる気が出せるのか。

塾の先生に相談したら、やっぱり目標を持つのが大事だから中学校見学に行けって言われた。去年はコロナで全部オンライン化しちゃってたけど、今年は少数ながら直接訪問する機会があったので、4校くらい見てまわった。それでやる気が出たかは微妙だけど、学校見学自体は楽しそうにしていた。

勉強も、今まで復習メインだったけど、予習を少し頑張ることにした。どうしても授業が理解できなくて復習メインで勉強が後手後手になっていたけど、ちょっと厳しくても先に予習を頑張ることにした。そうしたら授業の吸収量が上がって結果的に総理解量が増えた感じがあった。

そして、この前の組み分けテストでは、偏差値53まで向上した。少しずつ、かみ合ってきた感じがある。想像以上に進みは遅いけど、でも着実に進歩している。頑張れ、5年生。

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