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30億円集まったCrypto特化アクセラレータに選択されて何を学んだのか

初めに

この度、KEKKAIは、SpringXのアクセラレータープログラムに250個のプロジェクトを勝ち抜き支援対象の11社のスタートアップのうちの1社となることになりました。 X(Twitter)で簡単にご報告をしましたが、10月末の香港での3日間の非公開合宿に参加してきました。

プログラムの内容としては

  1. 同期の参加者ファンダー達とのアイスブレイクのイベント

  2. 業界トッププロジェクトの資金調達とクリプトプロダクト関連の講座

  3. 香港ローカルなクリプト関係者とのミートアップ

など、多岐に渡る広く濃厚な3日間でした。

今まで知らなかった様々な起業方法・業界知識を学び、同期の参加者ファンダーたちと話しました。

僕自身の振り返りにもなりますし、本プログラムで得たとても素晴らしい体験の一部をシェアできればと考えて、本レポートを書いています。

※最後にお知らせもあります

SpringXとは、BuilderDaoと業界の3つのトップVC(Bixin Ventures、BAI、SevenX Ventures)および14のトップなCryptoプロジェクト(上場済みプロジェクトを含む)の創設者によって共同で設立されたCrypto Acceleratorです。このアクセラレーターは、香港、新加坡、上海、イスタンブール、シリコンバレーの5つの場所で3ヶ月間のオフラインのキャンプを開催し、入賞されたファンダーだけでなく、他の有名クリプトプロジェクトやファンドも招待して参加してもらっています。
実績 アクセラレータ共同設立者のプロジェクトの合計資金調達額は2700億円あり、SpringXが参加者への投資のため30億円を集めました。

springx.net

SpringX香港での体験

上記の説明の通り、SpringXでは、事業に関わる、人・モノ・金・情報に関わる全てを全面的に支援するアクセラレータープログラムです。 特にこれから3ヶ月間オフラインで世界の5つの都市で、切磋琢磨する同期との会話や講師から超実践的な知識や経験のシェアなどその全てが、私をアップデートしてくれました。

同期が一番大切な宝物

同期メンバーの全員写真

SpringXは、同期との関係・結びつきが一番重要だと説明してくれました。

同期とのネットワークを最大限に活用することはもちろんのこと、同期のファンダーたちが各自のプロジェクトのトークンを持ち合うという新しいモデルも導入されています。

奇妙なことに、初日は、ほとんど講座やSpringXについての紹介もなく、午後からメンバーと一緒に太平山(香港にある山)に登るための簡単な説明があるだけでした。 ですが、その理由はすぐに分かりました。

山登りを一緒にする中で、同期メンバーとの関係がとても良くなることを感じました。

3日間、共に過ごす(食住行学)のですが、初日に仲間のような深い関係が築かれ、その後のセッションでもお互いのプロジェクトを良くしたいという気持ちが湧いていることに気づけました。

太平山の頂点でワンショット(Meaning of "Meet at peak")

同期のメンバーはみんな優秀な人ばかりで、オックスフォード大学の博士、元Googleの初期メンバー、ファンド投資家などがおり、さまざまな名門大学や大手企業の優秀な人材も多く、将来の友達や仲間として11人の「スーパーブレイン」に出会えたことは非常に幸運なことだと感じました。

超実践的な先人の生きた知識をシャワーのように浴びれる

BAI PartnerのWillはCryptoの未来を語っている

一般的な講座や、パネルセッションで良く聞く万人に向けたコンテンツではなく、クリプトの領域におけるファンダーにとって実践的で実用的な話しかありませんでした

内容は多岐にわたり、それぞれの講座の密度も非常に高く、成功を収めているプロジェクトのファウンダーから直接「トークンローンチ後にどうやって投資家側の売り圧を制御するのか」、「投資家は友人のプロジェクトに投資したい傾向があるのか」といった生きた具体的な情報もらうことができました。

様々な今後の事業における非常に重要な学びでした

プロジェクトの計画から業界の暗黙のルール、そしてクリプトでの起業に関する真理まで、まだクリプトという業界で事業を立ち上げて2年の新人の私にとっては、内容の価値は参加前には想像がつかないほど高いものでした。。

集中しかない三日間

コンクラーベ(Conclave)的な講座や授業中は、携帯電話や電子デバイスを全て運営スタッフに預けることで、内容は手書きで記録することしかできないようになっており、講座に集中する環境が整っていました。

自分が真剣に授業やパネルを聞いて知識を吸収する能力を失っている、いわゆるマインドレスな状態かと思っていたが(長い間、完全なパネル/クラスを聞き終えたことがありませんでした)、まるで高校の授業のようで、今回は一日中何時間もの授業を集中して聞き、真剣に考えて知識を吸収できました。

外部からの影響(スマホ)を排除することが本当に役立ちましたし、手書きのノートを見直すことで、授業のメンターの顔を想像しながら授業内容を振り返ることができました。

業務のことが少し気がかりではありましたが。

NEOハッカソンで講演

自分の限界を超えた先にある充実感

SpringXでは、1日に3、4つの授業(それぞれが3時間程度の講義です)、チームビルディング活動、業界交流活動など、ほとんど休憩の時間がなかったにもかかわらず、同時にNeoのハッカソンにも参加していました。

授業の途中で別会場でのハッカソンでのファイナリストとしてプレゼンをするという、信じられないほど心身ともにタフな時間を過ごしました。 戻った後には同期に、時間をもらってぬけもれがないか確認しました。

睡眠時間は毎日4時間くらいしかなく、毎日泥のように眠りました

また、NEOのファイナルプレゼンテーションでは、結果的に入賞はできませんでしたが、X(Twitter)でも多くの方がコメントをくれて本当に嬉しかったです。


@BuidlerDAO への感謝

電話一本で、とてつもなく多忙なはずの、QuestN・CyberConnect・Conflux Network・Galxe、P12などの優秀プロジェクト創業者を香港に集めて、我々11人に講義をしてもらう機会を作ってくれたこと。 BuilderDaoのすべてのメンバーが心を込めて今回のキャンプを主催してくれました。

ConfluxのCofounder Yuanjie

イベント開催時に明らかにプロダクト思考を活用していて、カスタマイズされた歓迎カード、ノートブック、服、バッグ、ステッカーなどをすべての参加者に提供しました。 Sequoiaがすでに3回開催したyueアクセラレータに対抗しており、次のステップでさらなる発展と成長を期待しています。

まとめ

私は、SpringXの「By founders, For founders.」というビジョンにとても共感をしています。 クリプトに限らず、どんな業界でもリレーションが大事だとより強く認識できました。

特に日本は島国であるため、どうしてもガラパゴス化をしてしまう傾向があると思いますが、様々な国から来てるゲストや同期とのディスカッションを経て、今後KEKKAIを世界に広げていくために必要なことを学べたと実感しております。

自分はまだまだ脇甘いところも多くあると感じましたし、プログラムに参加することで、より自分自身をアップデートするきっかけになりました。

日本でも同じようなアクセラレーターができたらもっとプロジェクトが増えるだろうし、成功確率も上がり、日本のクリプト業界もより盛り上がるはずです。

同じような志がある方、ぜひ一緒に上記のようなアクセラレータープログラムを日本で実施してみませんか?

Appendix

SpringX01同期のプロジェクト(紹介は可能)

一緒に参加しているプロジェクトもとても優秀で、すでにxx億円投資もらってるのもあり、興味のある方はぜひご紹介させていただきます。

  • Gabby world:AIGC Driven On-chain Game World

  • Cycle Network: Decentralized settlement layer for cross chain apps

  • FunDays: Decentralized Dating App

  • Flock.io: On-chain AI co-creation platform

  • Lott3ry: Cyber Societyのための分散型チャリティ宝くじ

  • Adot:AI Based Web3検索エンジン(元グーグル検索エンジンチーム)

  • MEEET:ソーシャルゲームプラットフォーム

  • InLayer Protocol: Social Relationship Assetization Transaction Protocol

  • MoveSpace: Decentralized Vector Data incentive layer

  • Weirdo Ghost Gang: Web3 Business Art IP(NFT二次流通量42億円+)


Danny
Founder, KEKKAI
Twitter: https://twitter.com/dumatoma

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