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55歳 バツ2男の将棋について

将棋の藤井聡太八冠王がタイトル戦で敗れた

”敗れた”と言っても八つ持っているタイトルのうちの一つを
取られたにすぎない

将棋界における絶対王者であることに間違いはない

しかし、将棋界では大騒ぎだ


中学生棋士としてデビューして以来、
圧倒的な強さで勝ち続け
今までの最年少記録をどんどん、ぬり変えてゆく
そしてついに将棋界のタイトル八個
全て獲ってしまった
野球で例えるなら(勝手な解釈)
1人の選手が
ホームラン王、首位打者、打点王、最多安打、盗塁王
最多勝、防御率、奪三振のタイトルを独占してしまった・・・
それほどの偉業なのだ

タイトルを一つでも、獲得し保持することは
大変な名誉とされ、将棋史にその名を刻む

それを・・・八タイトル全て獲得とは・・・
将棋ファンからすれば、その快挙を目の当たりにできただけでも
幸せと言う思いだ

私自身、20代後半から、30代、40代と将棋に どハマりしていた
時間が空けば常に将棋の勉強・・・
土曜日になると将棋クラブで将棋三昧、5時間ぶっ通しで将棋の対局
毎週、土曜日が来るのが楽しみで仕方なかった

なので将棋の歴史についても興味が湧き
将棋関連の本を読み漁った・・・

将棋にかぎったことではないが

勝負の世界には必ず、世に語り継がれる名勝負というモノがあり
雌雄を決するライバルという存在が現れる

その存在こそが、
お互いの気持ちを高め合い
技術を凌ぎ合い、切磋琢磨してレベルを引き上げていく
そして、その周りの人々にも影響を与え
その世界全体のレベルをもあげてしまう

将棋の歴史で言うのならば(独断と偏見です)

坂田三吉vs木村義雄

大山康晴vs升田幸三

中原誠vs米長邦雄

羽生善治vs谷川浩司

渡辺明vs永瀬拓矢

私は当時、谷川浩司九段の大ファンで通信教育で谷川浩司の将棋講座を受けていた
なので、羽生善治フィーバーの時は谷川九段の持っていたタイトルを
次々に羽生九段に取られ、苦々しい思いでみていた

それでも羽生善治vs谷川浩司の戦いは黄金カードで
ワクワクしながら一手、一手に大興奮していた

そして今、将棋界は藤井聡太八冠の強さが圧倒的過ぎて
誰もその牙城を崩すことができなかった・・・

新世代のnewヒーロー登場なのだが・・・
しかも、とんでもないスーパーヒーロー誕生なのだが

将棋ファンからすると(私の勝手な思い)・・・あまりにも、強すぎる一人だけの舞台に、少々物足りなさと言うか・・・
寂しさと言うか・・・
かつての・・・わくわくする黄金カードと思えるような対戦相手がいない


そう思っていたところに~

きた~!!!

伊藤匠七段!!!

なんと超人過ぎる、藤井聡太八冠からタイトルを奪取!!!

しかも、同世代!!!
これぞ ライバル~
こういう存在が出てくるのを待ってたよ~

おそらく、これから先、何年かは、イヤ何十年かは
この二人が将棋と言うモノを熱く、面白くしてくれる

お互いの気迫が盤上で火花を散らし
その一手、一手に興奮し熱狂し声援を送る
将棋ファンには、たまらんのよ~

藤井聡太七冠vs伊藤匠叡王・・・この二人の対局が
この先、黄金カードとして
将棋の歴史に新たなページを刻んでいってくれる
まちがいない!!!
昨日の対局は、本当に素晴らしい戦いだった

少し冷めていた将棋熱に、また灯がともったかもしれない


久しぶりに将棋クラブにいってみようかな・・・
   
    福・・・君はお留守番だ!




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