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55歳 バツ2男の土用の丑の日は匂いだけ

今日も暑い!

朝4時の散歩は少し涼しく最高だった

福も喜んで走りだしたりもする・・・

でも・・・やはり日が昇ると暑い・・・


ジムへ行って汗を流す・・・
滴る汗が心地いい・・・
私の唯一の社交場・・・話す人はいないが
人と人が話をしている会話を、何気に聞いているだけでも
楽しい、昔ながらのジムなので、ご近所さん達の憩いの場的な感じだ

笑声もたえない、和やかな雰囲気で落ち着く
普段は愛犬と二人きりなので、生の笑声や会話などを
聞くと安心する

ここで話ができたりする友達みたいな人ができれば
なお、いいだろうな・・・
でもまだまだ先のようだ・・・

帰りにスーパーに寄った
駐車場に車を止めて、外に出たとたんに香ばしい香りが漂ってきた

うなぎのタレが焼ける匂い・・・
そうか、今日は土用の丑の日か~

うなぎなんて、しばらく食べてないな~

匂いにつられつつも、買わない・・・
ニートには、あまりにも贅沢すぎる・・・
この匂いだけで十分、気分は味わえた


かつては・・・30年ぐらい前、和食のお店で料理人として
修行していた頃・・・

土用の丑の日は年中行事の中でも、忙しいイベントの一つだった
仕込みで何十本もの、うなぎを捌いた
串を打ち、蒸して、焼いて、
そしてタレで焼く
汗だくになりながら、うなぎの匂いが身体に沁みつくほど焼いた

その時はまだ日本産のうなぎが豊富にあり、全て日本産でまかなえていた
中国産の方が珍しく、中国産なんて見向きもしなかった


ところがどうだろう
時代はうつり変わり、今や日本産は希少価値

うなぎの立場は逆転してしまった
中国産が普通になり、日本産は極一部のお店にしか仕入れは困難

そして、その中国産ですら値がどんどん上がっている状況


ニートにはとても手の出せる代物ではなくなった
わたしは、匂いだけで十分なのです

このさきの人生で、お金持ちになった時に(まだ可能性はある)
うなぎの美味しいお店に行って、うなぎを心ゆくまで堪能しようと思う


今日はジムでいい汗をかいた~
  それだけで、とても幸せな気分だ・・・これでいいのだ


福「そうだな・・・うなぎ買うお金があったら
    もっといいドックフードにするよなっ・・・」



55歳 バツ2男の刺繍アート
多肉植物「恋心を刺繡してみました」
どうぞご覧ください




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