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嫁と睡眠

人生において、睡眠時間はおよそ3分の1を占めるとされている。

だとすれば、その時間をより良い時間にしようと努力や投資をすることによって人生の3分の1の質が高まるといっても過言ではないし、手っ取り早くより良い人生を送りたければ睡眠の質を高めるのがコスパも効率もいい。

嫁はよく寝る。本当によく寝る。

私は基本的に早起きで毎日嫁より早く起きる。休日ともなれば嫁が起きるのは最低でも10時は回る。

お陰で寝顔を毎日見られるので至福極まりない。めちゃめちゃ可愛いんです。

話の本題に入ろう。

嫁に出会う前には私は長い間遅寝早起きな生活を送っていた。

10代前半から色々なものに追われているような感覚がしていた。

理学療法士の実習、国家試験、さらに就職してからしばらくは寝る間も惜しんで何かをしていたし、満足に寝られない日々が続いた。いつの間にか余裕も無くなっていつも何かに苛立っていた。

こんな思いをしている人は他にも沢山いると思う。

脳は働きっぱなし、安堵することもできずただただ消耗する毎日。

とても辛いと思うし、いつの間にかそれが当たり前になってなんの為に生きているのかがわからなくなる。

そんな生活も嫁に出会って変わった。

きつい時ほどよく寝るようになった。

「体が資本なんだから、寝なきゃダメだよ」と言うのが嫁の口癖だ。

やらなければならない事が沢山あっても、ベッドに入れば嫁が抱きしめてくれるからバブみがマシマシである。とてもじゃないが抗えない。

そして嫁はよく寝るので徹夜をして何かをすると言ったこともないし、当然だが私も徹夜で作業するのに彼女を付き合わせるなんてことはしない。

つまりやることのタイムリミットは嫁が寝るまでと言うことだ。

お陰で効率は鰻登りである。

そして嫁と共によく寝れば、また新しい気持ちで一日を始められる。

そんなことを毎日繰り返していると、どんな事があっても大丈夫と前向きになれるのだ。

世の中の悩みの大半は大きそうに見えて実は些細なことが多し、糸口も必ずある。

そのことに気付き、より幸せな人生を歩むのに必要なことは、きっとより良い睡眠を取ることに違いない。



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