【子育てエンタメ日記】〜思春期の身長〜

〜思春期の身長〜

おいっ息子よ、やったじゃねぇか。

ママの身長を超えてるぞ。

学年で一番身長が低かった息子が、とうとう母親の身長に追いついた。

中学2年生になり、食べる量も増えた。
ご飯を食べた30分後には「腹減ったー」と言う。その時は、怒らずに追加で食べ物を出す。

大きくなれ！と心の中で祈る。
とにかくお腹いっぱいにしてもらう。
遠慮するな！食べろ！食べろ！

たまに息子とコンビニに行っては、今まで食べた事のない物を買いなさい！と、開拓するように促す。その結果、焼き鳥や珍味や缶詰を選んだ。まるで将来の酒飲みのようだ。確定か？

中学になり、何足靴を買い替えたかわからない。身長の割には足がデカい傾向にある。
テニスシューズも3足目だ。ばかやろう。

母親の身長を超えて喜んでいられるのは、息子と父親だけだ。大きくなったなぁ、なんて嬉しい事だから。

ママは油断できないぞ。絶対に油断できない。
母親の身長を超えた瞬間から、息子の態度もデカくなるからだ。

態度と同時に母親の言う事も聞かなくなる。

母親を越えたという変な自信の錯覚に陥ってしまう。かわいそうな事に、身長が負けただけで息子に見下されてしまうのだ。

残念な事に、これは思春期あるあるの事実だ。

これに、どう立ち向かえばいいのか？

どうするのが一番いいのか？

しっかり考えた方が良さそうだ。

思春期の男の子の弱点は何か？
それは胃袋だ。

母親は胃袋を攻めろ！
攻めて攻めて攻めまくれ！

息子の胃袋を掴むのは今しかないぞ！
いいか、今しかない。
ウソではない、本当に今がチャンスだ。

ここでガッチリ掴んでおけば、将来必ず帰ってくる。必ず母親の元へ戻ってくるよ。

そうだ、〝おふくろの味〟をブッ込め！
ここでブッ込むんだ！

思春期の胃袋は〝おふくろの味〟を待っているんだ。息子が大人になっても食べたくなるような料理を作るんだ。

いくつかの品を試しながらやってもいい。その際は料理名を必ず付ける事。
このタイトルが意外と大事だ。

YouTubeで説明するとアーカイブみたいなノリだ。記憶に残る料理を今のうちに仕込んだ。
やれ、今すぐやるんだ。

夫婦でレシピを考える時間も素敵じゃないか。
身長が大きくなって喜んでいる場合ではない。油断するな、夫婦で胃袋を攻めるんだ！
2020.10.22

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