【子育てエンタメ日記】〜思春期の息子を頼る〜
〜思春期の息子を頼る〜
それにしても、臨時休校期間は長かった。
およそ3ヵ月だった。仕事が休みだと、必ず隣には息子がいた。いつもなら、休日でも部活や試合があったりで親子の時間なんかほぼないのが現状だ。
親にとってはコロナショックは有り難かった。
普段、有る事が難しい状態が可能になったからだ。親子にとっては、まさしく言葉通り〝ありがたい〟状態だった。
今しか(コロナショック期間)出来ない事を中心に息子と一緒に何が出来るかを考えていた。
ただ、ダラダラ過ごす時間にしてしまうと、ナンセンスで勿体無いと思っていた。
何が出来るか、常に考えていたら〝一緒に体験する〟に辿り着いた。
勉強の知識はAIや先生に任せるとして、日常生活の体験は一人暮らしを経験しないと、なかなか身につかない事が多い。
少しでも、これからの生活の自信に繋げる為にも〝体験〟に着目した。
体験といっても何気ない日常の事だ。
タイヤ交換や、洗車、セルフのガソリン入れ、バッテリーの復旧の話し、自転車の修理、任天堂スイッチのJoy-Conの修理、ネット購入疑似体験、キーボードのタイピング練習、迷惑メール対策、変なサイトの見分け方、選挙の話し、税金の話し、株価の話し、経済の話し、SNS擬似体験、zoom体験、もうお腹いっぱいだ。
このプチ経験が役に立つかは分からないが、いつの日か自信になる時が来てくれれば良いと思っている。父親の頑張り回収ポイントは、息子自身が体験し自信になる時だ。
ママにはこう話した。
息子の事が心配でしょうがないと思うけど、息子の事を信じなさい。もう小学生の頃のように、しっかりした母親でなくてもいいよ。弱い母親でいても、もう大丈夫だ。ある程度は仕込んだから、今度は息子を頼りにしなさい。口うるさい母親はウザくて無視するけど、弱い母親を見たら、自然に守ろうとすると思うよ。
すると、ママは固まってしまった。
常に心配な息子を、〝頼る〟という感覚が分からないからだ。未知の体験になるが、やってみるしかない。ママの子離れと息子の親離れ希望を調整する為だ。
思春期の子育ては難しいが、ある意味面白い。
2020.6.10
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