【子育てエンタメ日記】〜メルカリ初体験〜

〜メルカリ初体験〜

仕事の休憩中に思春期の息子からLINEがきた。
→前から欲しいと思っていた漫画の小説がメルカリで安く売っているから買って欲しい

←メルカリはやった事ないから難しい
と返信した。

だが、すぐさま
→早く決めないと、売れてしまうから急いで！
と、ものすごい勢いで迫られた。

←何だって！詳細は？

→画面の詳細スクショが送られてくる

すぐにメルカリアプリをダウンロードし、メルカリに登録。いつでも購入できるようにスタンバイ。
商品を探してみると、確かに安い！

←安すぎるから騙されてないか、欲しい物と一致しているか、しっかり確認してね
→絶対に合ってる

息子が欲しいと言う小説は全部で19巻分だ。そのうち2冊は購入しているから手元にある、でもセット売りだ。
ここでイジワルなパパは試してみる事にした。

←どれくらいお得なのか、パパにわかるように数字で示してください！
→もうww
→オッケー！

笑ながらでも、計算し始めたのだ。
本気だ！
息子は本当に欲しがっていると、ここで気付く。
社会人になれば数字で示す事が絶対にあるはずだ。今のうちに仕込むのだ。

→手書きで書いた計算式とお得金額が写真で送られてきた。
は、速い、やるじゃねぇか。

←１万円くらいお得だね。よし分かった！
うちは息子に毎月のお小遣いをあげていない。あげていない分、パパのしょうがねぇなぁを誘いだせる〝おねだり制〟にしている。今回はしょうがねぇなぁではない。数字で示されているので完全に完敗だ。

←購入画面を送る

→ありがと！

いつの間にかお礼を言えるようになっていた。ビジネスLINEトークかもしれないが確かな成長だ。

その後の取引等の詳細も、商品を受け取るまで、しっかり息子と共有した。メルカリ疑似体験とでも名付けよう。

息子が興味を示した時は正直チャンスだ。
息子を強くするチャンスだと思っている。
この日体験した事が、いつか役立つ時がくれば息子にとってはプラスになる。
息子が守りたい人を守れる事にも繋がる。
親の地道な努力がそこで花開くと思っている。

2020.4.1

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