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顧問のパワハラと部員からのいじめ①

娘が中学校に通えなくなってもうすぐ一年が経ちます。
中学2年のGW明け頃から部活内でトラブルが起き、同じ2年生の部員が顧問に虚偽のチクリを入れたことで、放課後顧問に呼び出され教室で2人きりで2時間以上、やっていないことをやったと認めろ、謝れと詰められました。
数日後に体調不良を訴え、かかりつけ医を経由して市立病院に入院。
急性ストレス障害の診断を受けました。

あれからもうすぐ1年。
不登校のまま中学3年に進級することになりそうです。
そして復学を諦めた娘が
「実は今まで話せなかったことがある」
1年生の頃から隠していた真実を話してくれました。

どうしてもっと早く話してくれなかったのか
なぜ気がついてあげられなかったのか
後悔がないといえば嘘になります。
でも
いじめや教師からのパワハラ、学校や教育委員会の隠蔽に苦しんでいる方
これからの新学期、部活動など不安に思っている方に
この事例が少しでも参考になればと思い公開します。

ここからは、相関関係がわかりやすく読みやすいように
娘が話してくれたことを娘の視点で記述します。

悪い噂

私が通っていた中学校は近隣3つの小学校から卒業生が集まる県内で2番目に大きい公立中学校です。
クラスには同じ小学校の友人もいたので緊張しつつも楽しく通学していました。
入学してまもなく部活動の体験入部が始まりました。
いろいろな部活動がありましたが、私は小学校時代にスポ少で経験があった卓球部を選ぶことにしました。

まだ正式入部が決まる前、同じ小学校で仲が良かった2年生の先輩が話しかけてきてくれて
「卓球部はやめといたほうがいいよ。
 いろいろ噂になってる
 顧問がマジでやばいやつだから」
と教えてくれました。
卓球部の顧問は今年移動になってきたばかりで去年は別の中学にいたのに、なぜそんなことがわかるんだろうと不思議に思いましたが、その後も別の生徒たちが卓球部顧問にあだ名をつけ「あいつやばい」などと話しているのを何度も耳にしました。

卓球部に体験入部したのは7人
そして正式入部のときにはなぜか3人が消えていて私を含む4人になっていました。いなくなった3人は「入部やめます」などの連絡はなくいつの間にか別の部に入部していました。
今思えばこの3人も悪い噂を聞いて入部を取りやめたのかもしれません。

顧問にガチ恋!?

結局卓球部の新入初員は4名。
私と別の小学校出身の3人。
その中のひとり、Cさんは顧問のことが大好きとみんなに公言し、いつもキャッキャしていました。
そんなCさんの行動を知っている顧問もまんざらではないようで、対応を見ていて私は少し気持ち悪さを感じていました。
その時の私はドン引きしてるのがわかる表情だったと思います。
だから顧問に嫌われたのかもしれません。
でも、顧問は部員に対し「もっと近くにおいで」とか「運命かもしれないね」など本当に気持ちの悪いこと言うのです。
中学校の先生ってこんな感じなのかと少し怖い気がしました。
先輩が「やばい」って言っていたのはこのことだったのかもしれない。
私は卓球がやりたかっただけなので、スルーして練習することにしました。

顧問からの呼び出し

正式入部してからしばらくすると、部活開始前に私ひとりが顧問から呼び出されることが増えました。
体育館で準備しているときや控室にいるときに呼びに来ます。
すると、私以外の1年生部員3人はニヤニヤして私を見てきます。
なんとなくわかりますよね。
多分私はいじめられています。
呼び出されて体育館から続く薄暗い廊下の階段下に行くと顧問が
「お前先輩の悪口言ってるそうだな」
全く身に覚えがありません。
私は先輩たちが好きで、だから頑張っているんです。
むしろCさんたちがいつも「先輩うざい」って言っているのを聞いていたのでその通り話すと
「お前も言ってただろう」
と認めるまで詰めてくるので面倒になり
「そう言ってる人がいるならそう聞こえたのかもです、すいません」
と答えてしまいました。
そうしなければいつまでも練習に戻れず、Cさんたちから「サボり」と言われまた顧問に言いつけられ呼び出されるエンドレスいじめなのです。
身に覚えのないことで何度も呼び出されてばかりです。
部活はやめたいけど卓球は続けたい。
私は我慢することにしました。

いじめアンケート

中学校に入ってはじめてのいじめアンケートが配られました。
いつも思うのですが、秘密は守ります的なことが書いてあるけど本当だろうか?と信用していなかったので私は特に何も書かずに出しました。
その翌々日、クラスの朝の会のときに顧問がやってきて廊下に呼び出されました。
顧問が手に持っているのはいじめアンケート
中身が全部見えます。
記名は1年の卓球部員のKさんです。
内容は『私が卓球部内でいじめをしている』
(ここは証拠として重要なので詳しい内容は伏せますが後に聞き取り調査により嘘だったと教頭から報告がありました)
でした。
私は身に覚えがないので否定しました。
しかし顧問は「ここに書いてあるんだから真実だ」と引きません。
だからいじめてません。
あげくに「お前はアンケートに何も書いてないだろう!それが証拠だ」と言い出しました。

せんせい何言ってるんですか?

どういうことですか?
いじめてないし心当たりがないから何も書いてないんです。
いじめをやってないひとはいじめアンケートに
「私はいじめをしていません」って書かないとだめなんですか。
顧問は時々こういう意味のわからないことを言ってくるので全く話が通じないのです。
結局伝家の宝刀「相手がいじめられたと感じたらいじめ」論で押し通されました。
これが2回もありました。

このとき私は思ったのです。
いじめアンケートには絶対にいじめの被害を書いてはいけない。
もし本当にいじめられていて真実を書いたらチクったことをいじめてる本人にバラされて大変なことになると。

口止め

顧問は去り際に
「いいか?このアンケートは誰にも漏らしちゃいけないものだから、誰にも言うなよ」と言いました。
友達や親にもですか?
「そうだ、絶対に言うな!わかったな」

この内容について本人に謝れって言われたけど、謝ったらアンケート見たのばれませんか。
どうすればいいのかわからなくてしばらく悩みました。
しかたなく、
「前にこういう事があったらしいけど何か私が悪かったら謝る、ごめんね」
と本人に言うと「べつにいいよ」と全てわかってるようにニヤけながら答えてくれました。
そして3人はまたヒソヒソと「あいつ怒られたみたい、いい気味」と話して笑うのです。

放課後部活が始まる前、また顧問に呼ばれました。
また薄暗い廊下の階段下です。
「いいか、いじめアンケートのことは絶対に親にも友達にも言うなよ」
念押しされました。
嘘のいじめアンケートでいじめたことにされたのは2回。
でも誰にも言ってはいけない。

ここで私は思ったのです。
どうやら顧問とあの3人はつながっていて私をいじめている。
だからもしこのことを親とか友達とか担任の先生などに話したら何をされるかわからない。
絶対に誰にも言えない。
我慢するしかない
と。

この頃からもう正常な判断ができないくらい追い詰められていました。
そしてどんどんいじめがエスカレートしていきました。

親や親族を貶される

同じ学年の部員3人のうちのひとりKさんは別の中学の学区から通っています。
一見いいひとそうなので、意地の悪いところもあるけれど波風を立てないよう付き合っていました。
Kさんには不思議なところがあって私以外の同級生などにも親の職業を尋ねてきて答えると「うちは両親どっちも市役所だから」とドヤります。
市役所勤務だと越境して中学校を選べるとかそういう特例があるのだろうか?と思っていました。
事あるごとに「親が市役所」と言ってくるので私はそれが特別なことだと思っていたし、放課後わざわざ市役所まで行き親を呼び出したりして、とにかく市役所マウントがすごい子でした。
この子に逆らったら市役所権限で秋田市を追い出されるのだろうかと思っていました。(後に母に話したところそんなことはないとわかりました)

昨年私の祖母が亡くなり葬儀のため忌引で休んだとき、Kさんが私に「サボって楽しかった?」と聞いて笑いました。
いつものいじめ感覚です。
多少の嫌がらせやマウントは我慢してきたけど、人の死を笑うなんて許せなかったので、これは親に話しました。
教頭先生経由で申し訳なかった的なメールが来ましたが、Kさんはいまだに謝ってくれません。
市役所がすごいと思わされてきたけど、謝れないような人なら別に全然すごくないとやっとわかりました。

遠征時、いきなり部員親に怒鳴られる

練習試合で市内の別の中学校に行ったときのことです。
Rさんと学校の外を歩いていたらRさんの親がやってきて
「うちの子をいじめてんじゃねーよ!!!!」
とものすごい剣幕で怒鳴って去っていきました。
意味がわかりませんでした。
Rさんの方を見ると小さな声で
「なんか…ごめん」
と言って黙ってしまいました。
多分、Rさんが私にいじめられたいう嘘を顧問に言いつけて顧問がRさん親に電話したのだと思います。
謝るくらいなら最初から嘘を言わなきゃいいのに。

指示しておいて知らんぷり

2年になったばかりのころ練習の的に使うために保管していた潰れたボールが1つもなくなるということが起こりました。

新入部員の1年生が潰れたボールをすべて持ち帰っていたのです。
なぜそんな泥棒みたいなことをするのかわからず、注意しても持ち帰りをやめず、顧問に相談しても全く取り合ってもらえませんでした。
なんのための顧問なのでしょうか。

そんなときKさんが「適当に潰しなよ」と指示してきました。
この頃まだ私は恐怖の市役所に怯えていたので従うしかありませんでした。
言うことを聞かなければまたいじめられるし、市役所権限で秋田市から追い出されると本気で思っていました。
指示してきたのはKさんだし別にいいかと思い、ボールを潰して的にしていたら、Kさんが顧問に私が勝手に潰したといいつけました。

そろそろ限界でした。
体調を崩し始めたのはこのころです。

顧問のパワハラと部員からのいじめ②に続きます(おまちください)

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