銭と司法の異世界

新宿のギルドで契約した魔法書士。
彼の力でこんな具合の結果になったんだ。

アコム
483,172円の借金はゼロに。
かつ、和解金として345,000円を僕に
返金してもらえる事に。

セゾン
1,191,458円の借金は778,849円に減額。
40万以上の減額には合意してもらえたけれど、
これ以上は難しく、残りの778,849円は
毎月13,000円ずつ僕が支払って行く事に。

つまり僕の手元には345,000円＋積立金の
165,000円で合計510,000円！！
だけどここから魔法書士に契約の代償として
支払う486,184円をさっ引かれるので、
結局のところ僕の懐には、23,816円しか
入ってこないっていう結末なんだ。

これっぽっちか。

でもまぁ、そもそも借金を無くしたいって
ことで司法書士さんにお願いしたんだから、
2万でも戻って来るんであればありがたい。
とりあえず僕はそう納得したんだ。
それが銭と司法のこの異世界でのルールさ。

問題はセゾンだ。わかってるさ。
5年間毎月13,000円ずつ、支払っていか
なきゃあならないってとこだろぉ？

がんばって払う。

それしか言いようがないじゃあないか。
こればっかりはどうしようもなんないね。
僕が生まれて初めて買ったMacは色々と
アプリだのプリンタだの周辺機器込みで
70万円近くのローンを組んだんだ。
ざっと6年くらい払ったんじゃあないかな。
君からしたら信じられない期間かい？
でもね、あっという間なんだ、5年なんて。
支払う事がルーティーン化したら、
ほんとに気付いたら終わってるもんなんだ。

そして僕はここで再度、結果から言おう！

5年は過ぎ去った！払い終えたのだ！
一度たりとも滞ることなく、僕は5年間、
きっちりと778,849円を払い終えたのだ！