本能で生きる。

実家から帰る飛行機の中で読み返した本の中で
「うつ病になったら生きる意味やテーマなどを考える傾向にあるけれど、それも１つの症状で元気になったらそんなことは考えなくなる」

と書かれていたのを読みました。

これが最近思っていたことと繋がった感じがして。

重く考えないほうが上手くいくんじゃないかなって思うんです。

元気だった頃って、もっと本能で動いていたなって。
生きることって、理由を説明できないことのほうが多いように思っていて。

考えて考えて答えを出す局面もあるけれど、
決めすぎないほうが良いのかなと思うようになりました。

病気をして、先のことがとにかく不安なんです。
日々できることが違うし、予定も立たないし、
お金も稼げないし。

このままどうなってしまうんだろうって、
不安があるからこそ安心したくって。
いろいろとノートに先のことを決めて書いてしまうけれど。

そうすると今度は、そうならなかったらどうしようという
新しい不安が生まれたり、
書いたことに縛られてしまったり。

もっと、今この瞬間に沸き起こる気持ちに身を任せてもいいんじゃないかなって思います。

例えば、わたしは最近毎日マンガを読んでいます。
この夏は、寝てるかマンガ読んでるかで。
そんな自分に嫌気が差したり、罪悪感を感じていました。

もっと他にやりたいことややらなきゃいけないことがあるのに。
マンガなんて無意味なものをやめられない。

でも、きっとわたしにはいまこの瞬間にマンガを読む理由があるんだと思います。そうすることで、何かを保っているのだと思うんです。気持ちを発散したり昇華しているんだと思います。

無意味なよう見えて、とても意味のある行動なんだと思う。

もうひとりの自分は大人になっていつまでもこんなマンガばかり読んで。成長してないとか、オタクだなぁとか、ちょっとは外に出なさいとか叱ってくるんです。

けれど、散々マンガを読み漁った先に、なにか次やりたいことが出てくる気もして。次はそれをやったら良いんじゃないかなって思います。

お菓子作りとかも、この日に作ろうって決めて作るのもいいけれど、ふと「これ作りたい」と内側から湧いてくる瞬間があって。その気持ちに従ってみるのも良いんじゃないかなって。

決めてから何かをするのもいいけれど、やりたい衝動に従って行動に移していくほうが、結果的に掴めるものがあるし、予想外の方向に向かっていける気がします。

だからもっと、自分の奥深くから湧いてくる気持ちに耳を傾けて、それらを疎かにせず、大切に拾ってあげたいなと思います。