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「今さら知りたい男女7人」第18回 アゼリア⑤新川通り連絡通路(秋2、5、8、10、11話)

「今さら知りたい男女7人」今回はこれまでアゼリアシリーズで取り上げた買い物や喫茶店シーンの後に向かう連絡通路を取り上げます。

まずは秋物語2話「揺れる心」より。加祥さん~太子堂さんでの買い物シーンの後

18-1 買い物が終わって出口に向かう2人

良介たちの頭の後方、案内板に「↑川崎駅方面」、「南広場」、画像では見切れてますが「京浜川崎駅→」とありますので、当時の地図(現在でも同じ)を確認すると、良介たちが南広場を出てこれから向かうのがアゼリア新川ロードの先36番、37番出口へ向かう「新川通り連絡通路」ということがわかります。

18-2 アゼリア内今回取り上げる連絡通路周辺

新川通りというのはこの地下通路の上の通りの名前です。つまり、この連絡通路を通り、36、37番出口を出るとそこは新川通りということになります。 

18-3 桃子が買った粕漬、良介が買った大福を物々交換しようという話しになり、粕漬をそのまま手渡す桃子

お互いが買ったものを物々交換しようと言い、桃子がいきなり粕漬を良介の手に渡すシーン。この18-3は南広場に面している通路の端から蛍光灯の数を数えると6本を過ぎた後になります。蛍光灯の場所が昔と変わってないとすると良介たちが実際に立っていた場所を特定できるかと思います。

18-4 「フェリーで帰るの?」と問う桃子
「そうや」と良介が答えると車で来ているから港まで送っていくという桃子

18-4 この場所は連絡通路の端 桃子の背中は37番出口、良介が向かおうとしているのは36番出口となります。

次に秋物語5話「新しい恋」より。第15回で触れましたがこのときも加祥さん、太子堂さんで買い物した後です。

18-5 18-1とほぼ同じカット
出口に向かって右手の壁沿いを歩く2人

18-5 良介の肩越しに「↑川崎駅方面」、「南広場」とあり、秋2話とほぼ同じカットとわかります。

18-6 「あたしと会うの嫌なの?」と問う桃子に「会うてもしゃーないやろ?・・・行くわ」と1人で出口へ向かう良介

18-6 良介の左手前方に看板があり〇にサのマーク。こちらは百貨店さいか屋さんのマーク。当時36番出口を上がったところにさいか屋川崎店があったので「さいか屋はこちら」という意味の看板ですね。

18-7 踵を返し、新川ロード方面に向かう桃子

良介と反対側に歩きはじめる桃子ですが、電車で帰宅ということであれば、桃子は鹿島田のマンションに健と同棲している設定ですから川崎駅方面に歩くのは自然です。

続いて秋物語8話「妊娠」より
GREENさんで行き先をつげずに「ついてったるがな」と良介に言わせた桃子はお店を飛び出し、良介も後を追います。

18-8 「おい、どこ行くねや」と良介

18-8 お店を出た2人は連絡通路の方へ向かいます。上のカットは厳密には南広場ですかね・・

18-9 「子供ができたかもしれないんだ・・」と桃子
良介「俺、関係ないやろ」

2,5話では良介たちは進行方向の右手側の壁を進んでいましたが、8話のこのシーンでは左手側を歩いています。
良介の頭越し 画像ではわかりにくいと思いますが「京浜川崎駅方面」とあります。18-1では見切れていた案内表示の部分です。
また、この画像ではわかりにくいですが、桃子が立ち止まっているのは、南広場の端から数えて4枚目の広告ディスプレイです。

18-10 「(産婦人科を)自分で探していく」と桃子
「そら、そやがな。当然や」と良介

この後、桃子が37番出口の階段を駆け上がっていき、良介もそのあとを追うというシーンとなりますが、階段は次回19回で取り上げます。

秋物語10話「二人」より
健の家を出ていった桃子と連絡が取れないまま、仕事を終え、加祥さんで買い物の後、1人通路を行くシーン。

18-11 加祥さんの買い物のあと連絡通路を行く良介

18-11 良介の前のディスプレイ こちらは18-4桃子の背中のディスプレイと同じですね。

この後、37番出口の階段で連絡が取れていなかった桃子と良介が出会いますが、行き違いから喧嘩になりかけます。

18-12 階段をかけおりアゼリアに入る桃子。すぐに良介も追いかけてきます

このシーン、出口表示は映りませんが、桃子の右に映っている〇にサの文字、SAIKAYAの表記、→で18-6と同じ看板、桃子の前に映っているディスプレイは18-4、18-10、18-11と同じディスプレイで間違いないかと・・・ ということで37番出口よりアゼリアに入ってきたということになります。

18-13 立ち止まろうとしない桃子を捕まえた良介は「どっか行こ・・・2人でどっか行こ・・・ このままやったらダメになるやろ」

この画像だけではわかりませんが、映像を見ると37番出口の広告ディスプレイから数えて5枚目と6枚目の間で桃子を捕まえています。

秋物語11話「離さない」より
良介は美樹に、桃子は健と別れたあと、アゼリアで待ち合わせします。

18-12 クリスマスツリーの前で待つ良介

18-12 良介の後方の案内表示が「新川通り」ツリーをはさんで「川崎駅↑」とあるので、良介が立っているのは南広場ということになります。右端にちらっと映っている店舗さんは位置的に8話の喫茶店GREENさんのはずです。

18-13 新川通り連絡通路から良介に歩みよる桃子


18-14 桃子の肩を抱く良介
桃子「人が見てるよ」
良介「ええのや、誰が見ても。こんな思いをして一緒になったんやぞ」

ここから回想シーンが入りながら2人は歩いていき、アゼリアから外へでます。階段のシーンが入りますが、それはまた次回。

さて、現在のロケ地です。

18-15 新川通り連絡通路(撮影 23年11月 以下同)

新川通り連絡通路。今は「新川ロード連絡通路」という名称に変更となっているようです。

18-16 18-1、18-5と同じような画角のつもり

今は案内表示がかなり小さくなってますね。

18-17 何度も出てきた37番出口

さて、以上新川通り連絡通路でした。2、5、8、10、11話と都合5回登場とアゼリア内では最多を誇ります。
また、アゼリアは他の登場人物が現れることなく良介と桃子のみ。内容もいつもの掛け合い(2話)、5話の「会うてもしゃーないやろ」、8話の「子どもができたかもしれないの」、10話の「2人でどっか行こ」、そして11話とこの連絡通路でかなりの見せ場があったことになります。

秋物語舞台としてはカーフェリーを思い浮かべる方も多いと思いますが、良介、桃子の2人のシーンでいうとこのアゼリア 特に新川通り連絡通路が聖地中の聖地という感じではないでしょうか?

では、次回はアゼリア ラスト 37番出口の階段を取り上げます。

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