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「どん底旅」番外編


「世の中は誰かの仕事で出来ている」

「メビウスの輪」の第3話「どん底旅」が終わりました。
つまらない苦手な文書をお読み頂いて誠にありがとうございました。

「どん底旅」は第一話「退職旅」の後続編になり、
転職するまでの世の中との、自分との激しい戦いで
退職旅から東京に戻った2012年1月11日から4月22日までの話でした。

今まで工事現場での日雇い仕事を大きく分けて2回された事がありました。

1回目は母国で軍隊を終えた20代、大学の復帰までの間、アルバイトとして経験として数か月、

2回目が今度の「どん底旅」の時期で

まさか、外国の日本でこういう仕事をするなんて

夢でも考えた事がなかったです。

日本に来る直前まで建設装備会社の総務部で働き、いろんな建設現場にも行ったですが、これは論外にします。

この2回の仕事は同じく見えますが、国という環境以外

大きい差が存在します。

1回目は母国で安定的な環境で

「経験」が目的でしたが、

2回目は文字通り生き残る為の

「生存」が目的です。

そのプレッシャーは全然違うものでした。


しかし、結果的には人生として

お金でも買えない、

まるで宝石の様な経験でした。

たとえ、タイトルは「どん底旅」と表現しましたが、
実は、
「宝物旅」とも言えます。

巨大な建物が完工するまで
いろんなパートで
いろんな人々の技術、努力、汗、涙、
そして、犠牲が溶け込んでいます。

黒部ダムへツアーの仕事で訪れた時、
あの大歴史ができるまで
どんなに数多くの方々が犠牲されたか
感動的に観た事があります。

規模は関係ありません。
若い頃の経験でもそう思いましたが、

僕らが都会で普通に観られる建物や工事現場は本当に「誰かの仕事(犠牲)」で出来ています。
当然ではなくものすごい事だと思います。

人生を「長い旅」とも言います。
なので僕は「メビウスの輪」を通して
自分の今までの人生をいくつかの「旅」で
定義しています。

世の中がいつも思った通りではない
想定外がほとんどなので
順番もそれぞれになっていますが、

良く考えると僕らの人生は
メビウスの輪の様にある瞬間と
ある瞬間が
微妙にねじられて
繋がっているのではないかと…

ある意味ではパズルの様です。
しかも数えられないほどの
ピースになっています。

その人生パズルのピースは
皆、頑張って合わせています。

同じピースとしても
かなり悩んでいる人も、
簡単に合わせる人もいます。

完成まではかなり難しく
途中で未完成のまま
諦める人も少なくありません。

人にもよりますが、
ピース一つ一つには
それぞれの意味や価値があり

枠は同じだけど、
様々な中身が出来ます。

今、
あなたは
人生のどんな「旅」中でしょうか?


あなたの
人生パーズルは
どこまで進んで
順調でしょうか?

「どん底旅」として自分はほぼ無名で
いろんな現場で働いたですが、
良い事も、悪い事も

貴重な宝石として
自分の心中で輝いています。

※すべての建設や工事現場で働いている
皆さんに尊敬と感謝です。

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