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【PEARL CENTER x AAAMYYY】 AWA公式コラボプレイリスト企画

「Selected by PEARL CENTER x AAAMYYY x 竹田ダニエル:ハイウェイ」

PEARL CENTERのコラボレーションシリーズ第二弾であるAAAMYYYのコラボ曲”ハイウェイ"のリリースを記念して、メンバーに声をかけ、AWA公式キュレーターとしてコラボプレイリストを企画しました。

それぞれのメンバーに「『ハイウェイと一緒に聴いてほしい、ドライブに合う曲」を選んでもらい、選曲に関するコメントを書いていただきました!

情景描写や心象風景の描き出し方が美しい2組が考える「車の旅に合う音楽」を聴くことで、アーティストとしてのルーツ、そして今作っている音楽にたどり着く過程の道も少し見えてくるはず。

【キュレーターコメント】


・PEARL CENTER x AAAMYYY / ハイウェイ

聴けば聴くほど、繊細な水彩画のような情景が浮かんで見えてくる。不安と希望が混在する夜、首都高を走るタクシーの窓から見えるのはビルの灯りが滲んで過ぎていく「東京」。フックと同時にギアチェンジするようにベースが曲を加速させ、決意とともに得られる開放感さえ感じる。

セリフの少ない映画の主人公がアップになるカットのセリフのように、寛大に寄り添うinuiの声の優しさと、救いのようなAAAMYYYの声の柔らかさに心が癒える。向き合いにくい現実の中で、歩み出すことへ背中を押してくれる夜風のような疾走感だ。
一貫して裏メロで支えているMattonのほろ苦い甘さが官能的で、目を閉じて深呼吸をした時に感じる、「生きている」感覚を与えてくれる。

この曲を聴いて、東京という夢に想いを馳せる。


【AAAMYYYセレクト】


Metronomy-The Bay

Gorillaz-5/4


College & Electric Youth-A Real Hero


シアトルからオレゴン、漠然と広がる大地に乱雑に敷かれたハイウェイを、グレイハウンドのバスに乗って揺られる8時間。普通と常識の概念が覆される思い出のロードトリップで聞いた曲。


【TiMTセレクト】


Shura-religion(u can lay your hands on me)


The Cars-Drive


No Rome, Bearface-1:45AM(feat. Bearface)


HONNE-no song without you


高速道路を運転する時の、頭が空っぽになって目線が前方にフォーカスする感覚が好きで、そんな時に聴きたい曲を選んでみました。
このプレイリストを聴きながら、ただただ目的地決めず走るドライブ、したいです。


【inui セレクト】

Phoebe Bridgers-Kyoto


Wolf Alice-Don't delete the kisses

Keaton Henson - Ontario 


Talking Heads-Road to nowhere


灰色と青色の間みたいな空が大きく目の前に広がる一本道を、特別なこともないのに走らせる。そんな景色を思い浮かべて選びました。どこへいくのかも分からないそんなドライブのエンディングの為に最後はRoad to nowhereを。

【msdセレクト】


Hired Gun - Pecas


YUKI-長い夢


Nasty Mars & The Martians-You


New Order-Age of Consent


ぼんやり眺める窓に流れゆく景色だったり
彼方までつづく道路が長い夢のようだったり
無気力な脳内でどうでもいいこと対比させちゃったり
人は誰しもいつか死んじゃうんだなぁとか考えたり
ジューシィな桃の果肉を想ったり
仲間とくだらない話でわらう車内
そんな自由と普通なイメージがつまった選曲です

【mattonセレクト】


Doves-Last Broadcast


Cliff Martinez-He Had a Good Time


Passengers, Luciano Pavarotti-Miss Sarajevo


Patrick Watson-Broken


車に乗る、というと一人で真っ直ぐに続くがらんとした国道を走っていた10代の夜を思い出す。
稀に、カーステレオのランダム再生が奇跡のように自分の気分にリンクする時があった。そういう時の選曲。


他にも、色彩豊かで洗練された音楽性をもつアーティスト(Christine and the Queens, Phoenix, HAIM, Dominic Fike)から4曲、そしてPEARL CENTERとAAAMYYYの楽曲の中で好きなものもセレクトしています!彼らの音楽の良さを、このプレイリストを聴いて、そしてアーティストの目線のコメントを読むことで改めて感じていただけたら嬉しいです。

記事を読んでくださりありがとうございます!いただけたサポートは、記事を書く際に参考しているNew York TimesやLA Times等の十数社のサブスクリプション費用にあてます。