竹田ダニエル

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竹田ダニエル

writer, international project director/Forbes 30U30/Forbes、GQ、Newsweek、VOGUE、Rolling Stone etc/1997 danieltakedacontact@gmail.com

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ビリーアイリッシュと政治について

かなり反響をいただけたこのツイートを、改めてnoteでまとめます。追記もここで順次書き足して行こうと思ってます。 2001年生まれの18歳、アーティストのビリーアイリッシュが民主党大会の3日目にゲストパフォーマーとして選ばれ、スピーチと新曲"my future"をライブで初披露しました。bad guyの大ヒットやグラミー賞5冠受賞で彼女を知る人が多いかもしれないが、音楽の実績以外でもアメリカのユースカルチャーやポップカルチャーを理解するのに重要なアクターであり、度々ツイッタ

    • Soraから見るAIの倫理問題

      Soraのことを無批判で「すごいすごい」と拡散している人はOpenAIの犬か?学習の元になっているデータを公開していないこと、一体誰の作品をスクレイプしてるのかもわからず、完璧な「盗作」でしかない。しかも日本語を名前に使い日本をモデルにしたり、オリエンタリズムも甚だしい https://x.com/OpenAI/status/1758192957386342435?s=20 コピーライトされている動画でさえも、「公開されている」ものはパブリックドメインでなくても学習用のデ

      • 「遊びに行く」場所を失ったアメリカ

        Atlanticの記事に掲載されていたこのグラフが大きな話題になっている。 友達と1週間に二回以上外で遊ぶティーン(12年生、日本では高校3年生)の割合の変遷を示しているわけだが、200年ごろまではおよそ8割だったものが、大体2010年以降に急降下している。では一体、原因は何なのか? 「当然スマホの影響だ」という人が多いだろう。確かにスマホがあれば外に行かなくてもいつでも友達と繋がれるし、わざわざ外出して遊ぶしかなかった時代に比べたら減って当然かもしれない。しかし、他にも大

        • 「尊敬する人」がいるということ

          "Never meet your heroes"とはよく言ったもので、心の底から尊敬して憧れて、人生の指標にしている人とは、極力会わないほうがいい。一方で、幻想が壊れても良くて「現実を見たい」というのであれば、会うべきだ。 「有名人」や「天才」と呼ばれるような人々、特にアーティストと仕事や私生活で身近に接することで学んだことが、多くの人が羨むような才能と人気に恵まれているような人でも、おそらくみんなが想像する100倍の苦労や努力を積み重ねているし、おそらくみんなが想像する1

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          紙媒体の未来

          先日、日本で売られている映画『哀れなるものたち』のパンフレットが英語圏Twitterバズっていた。舞台裏の制作背景や、美しいシーンのカラー画像、文章がたっぷり読めることが魅力的だとして、大きな反響を呼んだ。 https://x.com/makigdlp/status/1751138754075693468?s=20 日本の紙文化は(特にアメリカ)から見てレアなものになってきているし、パンフレット一つとっても。それを作るまでの制作に思い入れが詰まっているということが伝わって

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          サードプレイスの重要性

          アメリカでは、「孤独」が大きな社会問題になっている。 Third place (サードプレイス)と呼ばれるような場所、つまり家、学校、職場、ではない「第3の場所」の重要性が話題になっている。リモートワークで働く労働形態が増加し、資金不足や治安の問題によって公園や図書館が閉鎖され、ゆったり長居できるようなカフェや居酒屋も減っている。そんな中で、「大人の友情」というのもメディアでよく目にするようになったテーマだ。 NHKの「ドキュメント72時間」という番組を最近好きになった。好

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          東京で過ごすクリスマス

          東京は「カネと感情」で動いている。ホテルのラウンジのパパ活。低賃金で搾取される虚無の笑顔の感情労働店員。浮気と不倫と裏切りと嘘と見栄ばかりのキラキラ写真。みんな知ってて知らないふりしてる「権力者」のパワハラと性搾取。バンドの理不尽な解散。自分勝手な大人のせいで潰される若者の未来。 「真面目に勉強して真面目に働いて真面目に生活する」ことなど、今の東京ではまるで価値がないようだ。「美と若さとカネ」の奪い合い。政界の頂点から庶民の末端まで、「真面目にやってると損をする」社会。調子

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          XGに出会えて本当に良かった

          先日、XGの日本ショーケースに行ってきました。SIMONさんとやりとりをしていて、彼からご招待いただけたのは今年最高に光栄な出来事でした。Forbesの表紙でXGを取材したのが彼女たちを初めて「生」で見る機会だった自分にとって、彼女たちがどのようなステージを披露するのか、どのような存在感を発揮するのか、ドキドキしながら参加しました。 大袈裟かもしれないけど、今まで生きてて本当に良かったと思えたライブでした。夏に会った時は緊張しながら、丁寧に話してくれたあの子達が、今目の前の

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          アーティストは永遠ではない

          私は、友人のライブに誘ってもらえることがとても嬉しい。友人と言っても、元は自分がいちファンやリスナーとして聴いていた人たちと今となっては一緒に仕事をしたり、業界が狭いので友人になれているような状況なので、友人でもあり、好きなアーティストでもある。彼らがステージに立つ姿を見ると、そしてそのステージに熱い視線を送る観客を見ると、裏方の仕事をやっていて良かったと思うし、同時にこの光景も永遠に続くわけではないという現実をひしひしと感じる。 当たり前のことだけど、好きなアーティストが

          アーティストは永遠ではない

          セレブの「庶民コスプレ」が反感を買う理由

          先週、「元祖TikTokの顔」で知られるインフルエンサーのCharli D'AmelioがWalmart(庶民向けスーパーマーケット)で、「新しいスナック体験」と称したBe Happy Snacks Popcornの発売を記念して、Walmartの従業員の服装で商品をレジに通したり、姉のDixieと共に店内ではしゃぐ動画が公開された。その動画が大きな反感を買い、アメリカの格差社会とインフルエンサー事業の問題点にまで議論が展開されている。 「Trusted Influence

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          大人気インフルエンサーブランドの矛盾と批判

          お洒落なライフスタイルやファッションに憧れを持つZ世代にとって「神的存在」であるスウェーデンの26歳インフルエンサー、Matilda Djerf。いわゆる"scandigirl(北欧ガール)”の世界観の火付け役と知られる彼女だが、代名詞であるボリュームたっぷりの流し前髪を取り入れたブロンドヘアはダイソンエアラップの売り上げを爆発的に伸ばしたきっかけになったと言われるほど、その影響力は大きい。 その彼女が今、TikTokで批判を受けている。Matildaが2019年に設立した

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          Glossierから学ぶブランドマーケティング

          ブランドのケーススタディとしてのGlossierの「失敗」はかなり興味深い。大きなリブランディングもせず、長い間同じ美的世界観を維持しながらも、ビジネスを拡大しなければならないプレッシャーから最人気商品の原材料を変えたり、消費者の意向を取り入れない動きが客層離れにつながっている。 上の動画のdon’t fix it if ain’t broke(壊れていなければ直すな)の通り、balm dotcomというプロダクト自体にに信頼を置いて長年購入していた人からしたら、気づいたら

          Glossierから学ぶブランドマーケティング

          TikTokを席巻する「地下鉄ガール」現象

          今、英語圏のTikTokでは「Tube Girl(地下鉄ガール)」現象が起きている。 地下鉄の中でファビュラスなMVの主人公のように自撮りすることで一躍大トレンドセッターになった「Tube Girl(地下鉄女子)」。 マレーシア出身で大学院生であるSabrina Bahsoon氏(22歳)は、ロンドンの地下鉄で撮影しているその動画の人気ぶりで瞬く間にネット上で「現象」を起こし、ブランドとのパートナーシップやランウェイにまで登場している。 「自信満々」な主人公的オーラを放

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          インタビューで大事にしていること

          インタビューで大事にしていることは、インタビュー相手を「好きになる」ということ。 先日、ジャーナリストのThomas Hobbsさんのツイートで、とても共鳴するものを見た。 「誰かがインタビューの中で本当にクールなことを言ったとき、それが思慮深い質問によって引き起こされたことを覚えておいてほしい。 私たち(ジャーナリスト)は日頃から、質問とそれらへの回答によって新たなオーディエンスを獲得することを通して、人々のストーリーや芸術を表現しているが、それは普段あまり気付かれな

          インタビューで大事にしていること

          「アジア系移民映画」が描くもの

          先日、映画『Past Lives』を観た。 マスクがびちょびちょになるほど号泣して、もうこれは救いようがありません。これほどまでに、残酷で素敵で美しい「運命」を描いた作品があっただろうか。アメリカと韓国、未来と過去。強さと弱さ、宿命と運命。 この作品の凄いところは、もちろん「恋愛映画」としての繊細で切ない描写はもちろん抜きん出て凄いのですが、ストーリーの根幹にある「韓国の移民の苦悩」の視点がやっぱり素晴らしすぎるんですよ。親の都合で「強く」なきゃいけなかった少女の、インナ

          「アジア系移民映画」が描くもの

          最近、フェスが高すぎる

          今年の4月、世間がコーチェラで盛り上がっているときにこのようなツイートをした。 Coachella(そしてアメリカのフェス全般)、飲食がまじで高い。ブリトー2個とコーヒー2杯で64ドル。日本円で1万円くらい。これが現実!!! これに対して、様々な反響があった。一般的な「高すぎる」という驚きのリアクションに加え、「物価が高いから当然なのでは」「フェスに参加するような所得層であればこのくらい払えるだろう」「円安の影響なのでは」などなど、いろいろな推測がありましたが、普通にアメ

          最近、フェスが高すぎる