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おきらく移動平均トレード 中編

1.はじめに

このNOTEは「おきらく移動平均トレード 前編」の続編で、株式トレードに興味がある中級者以上の方向けに、だれでも知ってる移動平均線の使い方を工夫して、私ダニエルが開発したすこし便利そうなインディケーター「DNFMA」を用いた株価チャートのテクニカル分析手法について解説したものです。

まだ前編を読まれていない方は「おきらく移動平均トレード 前編」からお読みください。本NOTEで解説する「DNFMA」の概要や導入方法などは本編では解説しませんのでご注意ください。

また本NOTEで使用するTradingViewをご存じない方は、まず以下あたりのサイトでTradingViewについて調べられてから本NOTEをお読みください。

TradingView(トレーディングビュー)徹底活用

2.DNFMAの各ラインについて

前編でDNFMAの概要とその使い方についてかんたんに紹介しました。中編ではそれぞれ各ラインとその機能について解説します。

まず以下のチャートをご覧ください。これは日経225連動型CFDのJPXJPYの日足チャートにDNFMAを表示させたものです。

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JPXJPYは日経225インデックスと違い原則24時間取引されるためにチャートの連続性が高く、日経225で寄りのギャップアップ、ギャップダウンなどにも値動きが追従し、日経225自体との再現性も高いため、チャートを用いた日経225のテクニカル分析に適していると個人的に考えています。

それではDNFMAを構成するラインを解説します。

・モメンタムリボン
チャート上でもっとも目立つ青とピンクのバーを「モメンタムリボン」と呼び、値動きのトレンドとその強さを表しています。移動平均線と近い考え方ですが、トレンドと強さがひと目で解る特徴を持ちます。詳細は「3.モメンタムリボンの求め方」で解説します。

・先行線
チャート上で株価の未来側(右側)にはみ出している緑色の線を「先行線」と呼び、株価がいつ頃どのような動きをするか、注意日やその方向性を予測するための目安となります。詳細は「4.先行線、基準線、中心線」で解説します。

・基準線
チャート上で株価の過去側(左側)にずれている黄色の線を「基準線」と呼び、一定期間のポジションの平均価格を表します。詳細は「4.先行線、基準線、中心線」で解説します。

・中心線
チャート上で株価の過去側(左側)にずれている赤色の線を「中心線」と呼び、現在の値動きの中心点の目安を表します。株価や先行線、基準線はこの中心線の回りを上下しながら時間軸を進む特性を持ちます。詳細は「4.先行線、基準線、中心線」で解説します。

3.モメンタムリボンの求め方

2.「DNFMAの各ラインについて」で解説した各ラインのうち、もっとも特徴的なモメンタムリボンの詳細とその考え方について解説します。

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モメンタムリボンのみを描いて他のラインは消しました。モメンタムリボンのみに集中します。

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