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整理券の使い方、知ってる?

整理券?なにそれ美味しいの?」

……とまでは行かないまでも、交通機関に乗車する際の、整理券とは何ぞや、という人は多いようだ。
次のような記事を見かけた。

自分は子供の頃から「整理券方式のバス、列車」に乗ってきたので、よく分かる。
そんな私が、都会に出た時に色々と戸惑った。その逆なんだろうな。


ローカルな昔話をすれば、昭和の時代、島根県江津市・大田市から広島県広島市へ向かって走る国鉄バスの特急便、というものがありまして。
2、3時間ひたすら下道を走るという長距離バスなんですが、これが整理券方式な訳ですよ。
島根の山奥のバス停で乗車する際に整理券を取ると、番号が「9」とかついてる訳で。
広島に到着して運賃を支払う際、「番号9の運賃は1950円」とか表示されているので、その通り支払う訳です。

慣れていれば、あらかじめ小銭を用意しています。
ただ、初乗りの人や慣れない人は小銭を用意しておらず、降りる際に両替を始めたり、硬貨を探すのに手間取ったり……とまあ、そんな感じで予定時刻通りには走らないバスでしたね。

だから、広島駅にて新幹線に乗り換えようものなら、ダイヤ通りに考えるのではなく「バスは絶対遅れるから、このすぐ乗り換え新幹線は乗れないな」みたいな計画になってました。

ある意味、のんびりした時代だったのかも。

ともあれ、「整理券」を知らない人・慣れてない人、ってのは今後増える一方でしょう。
上の漫画の通りに、整理券って並び直すためのものか、みたいに考える人も、それはギャグではなく真面目にそう思う人も、出てきておかしくないですね。



ちなみに、上記の陰陽連絡バス。
お盆や年末年始の混雑時期には、あらかじめ「乗車順番用の整理券」が配布される時があります。
これはマジで、並び直す用ですよね。紛らわしいw。


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