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美容整形医連続昏睡強姦事件公判傍聴記・2024年6月4日(被告人:竹澤章一)

2024年6月4日
東京地裁刑事16部BCD係
422号法廷
事件番号:令和4年(わ)第164号等
罪名:わいせつ略取、準強制性交等、準強制わいせつ、強制わいせつ、児童買春、児童ポルノ法違反、準強姦
被告人:竹澤章一
裁判長:青木美佳
書記官:長谷川萌

一年数か月ぶりに傍聴する竹澤章一の公判である。暫く見ない間に、罪名が随分と増えている。また、罪名に準強姦があるということは、2017年の刑法改正以前から犯行を行っていたということだ。
13時5分には、法廷前に18人が並び、13時20分には32人が並んでいた。記者らしき人も数名並んでいる。相変わらず、注目度は高いようだ。13時22分、傍聴人に入廷が許される。その後も傍聴人は増え、傍聴席は、ほぼ満席となった。傍聴席には、刑事事件を起こした傍聴人も在廷しており、若い女性も多かった。
参加代理人の弁護士は三名在廷していた。眼鏡をかけ髪を後ろで束ねた中年女性、眼鏡をかけた短髪の青年、丸坊主の中年男性、という顔ぶれである。検察官の後ろの席に座る。
検察官は、髪を後ろで束ねた中年女性と、眼鏡をかけた痩せた中年男性の二名。
弁護人は、髪をセンター分けにした中年男性と、髪の短い引き締まった体格の中年男性の二人。以前傍聴した時の弁護人とは違うが、あのもさもさ髪の弁護人は、辞任したのだろうか?何があったのか気になる。
一年数か月ぶりに見る被告人は、完全な黒髪であり、角刈りを伸ばしたような髪型になっていた。自慢だったらしい褐色の肌も、白くなっている。立体型の白マスクが、顔の殆どを覆っている。体格は、相変わらずがっしりしていた。黒いスーツ、白いワイシャツに、ノーネクタイという恰好。伏し目がちに入廷した。
裁判長は、髪を後ろで束ねた痩せた中年女性。裁判官は、眼鏡をかけた中年男性と、前髪を切りそろえた痩せた青年である。
13時30分、何回目になるか解らない竹澤章一被告人の公判は、開廷した。

裁判長『定刻になりました。開廷します。被告人、弁護人に確認します。裁判体、変更されました。主張、証拠調べの結果、従前のものを引き継ぐということでいいですか』
弁護人『はい』
裁判長『被告人も』
被告人『はい!』
検察官も、同様であった。
裁判長『本日の予定を審理。4月11日付の追起訴、本日は審理に入れないと』
検察官『はい』
裁判長『証拠請求について、取り扱いから進める』
弁護人『はい』
裁判長『甲271号証、証拠意見書のとおり』
弁護人『はい』
裁判長『甲271号証~311号証にかけ、同意と。これら証拠調べ行う』

<要旨の告知>
271号証以降、6月20日付公訴事実証拠
甲271,272号証、被害者母の調書。厳罰を希望している。
甲273号証、戸籍、必要部分マスキングをかけてある。被害者の年齢が明らかにされている。
甲274、275号証、被害者のカルテ。手術について。被害者の生年が明らかに。
甲276号証、277号証、被告人の出勤状況。
甲278号証~280号証、動画の反訳。
甲281号証、282号証、犯行場所についての写真。
甲283号証、ドルミカムの向精神薬の効果
甲284号証、キシロカインの証拠。
8月29日付公訴事実について
甲285号証、286号証、被害者の調書。年齢公訴事実のとおり。厳罰を希望している。
甲287号証、被告人の出勤状況。
甲288号証、病院の向精神薬について。
甲289号証、院長の調書。
甲290~293号証、動画の内容、犯行状況。公訴事実のとおり。動画番号は、2064~2067。
甲294号証、犯行場所について。
甲295号証、公訴事実の部屋の特定。
甲296号証から、10月19日付の公訴事実。
甲296,297号証、被害者の調書。年齢、公訴事実のとおり。厳罰を希望している。
甲298号証、母親と被害者のLINE履歴添付。
甲299号証、300号証、犯行状況撮影の、反訳。
甲301号証、被害者のカルテ。手術の内容。美容外科手術を受ける。
甲302号証、犯行場所の特定。
甲303号証以下、第二、第三の被害者の証拠。
甲303号証、被害者の母の調書。処罰感情について。
甲305号証、被害者の戸籍。公訴事実のとおり。
甲306号証、被害者のカルテ。腋臭の手術、麻酔を施される。
甲307~309号証、犯行動画。犯行状況日時特定。
甲310号証、犯行場所特定。
甲311号証、部屋の特定。
甲312号証、SSDデータのプロパティ情報。6月25日までの証拠。
甲号証、以上になります。

裁判長『乙号証については不同意。次回以降の進行、6月17日付をもって、追起訴終了』
検察官『はい』
そして、次回期日などについて、打ち合わせを行う。弁護人は、まだ示談が結構残っていて、時間をいただきたい、と述べる。
13時44分に閉廷する。14時30分まで予定されていた。
被告人は、ややうつむいて審理を聞いていた。前を向いて退廷した。
わずかな傍聴人が暫く法廷に残っており、裁判長に、速やかに退廷するよう促されていた。


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