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シニアとオンラインフィットネスの親和性

こんにちは。

今回は、シニアとオンラインフィットネスの親和性について書きたいとおもいます。

一般的には、シニアはデジタルに弱い人が多いため、あまり相性が良くないと思われる方が多いと思います。しかし、シニアだからこそのメリットもあると考えています。

若者とシニアは運動の目的が異なる

私がシニアがオンラインフィットネスに向いていると考える理由を、シニアと若者それぞれの運動の目的から考えていきたいと思います。

若者がフィットネスをする目的で一番に挙げられるのが、ボディメイクです。痩せるというのもボディメイクの一つとしていますが、それをすることにより異性からの人気やステータスに繋がります。

また、若い男性などでは自己実現という動機も多いです。運動は体力やモチベーションの向上に良いと言われていますので、仕事を頑張っている人は運動に価値をおいている方が多いです。

しかし、シニアの場合は少し異なると考えています。シニアが運動する上で最も多い理由が健康維持です。運動をすることで、脳の活性化に繋がり、認知症予防ができたり、脳血管疾患や糖尿病、骨粗鬆症を予防できたりするためです。

以下で、運動の質、価格、モチベーションという3つの項目でオンラインとオフラインを比較していきたいと思います。

運動の質という面

まず、運動の質という面で比較したいと思います。

先に書いた通り、若者はモディメイクやステータスを目的とする方が多いため、フィットネスジムが大きな役割を果たすと考えています。ジムに行くこと自体がステータスにもなりますし、ボディメイクをする上では、ある程度の負荷が重要なので、ジムにある器具が必要になると思います。

それに対して、シニアは健康維持目的なので、高い負荷はあまり求めていません。むしろ、ランニングや散歩、サイクリングなどの有酸素運動が健康維持には重要だと言われていますので、ジム以外でもできることは多いのではないかと考えています。


価格の面


ボディメイクや自己実現は、少数の人が比較的高いお金を払う領域だと考えています。本気で痩せる(本気でボディメイクする)ためなら高額を支払うというニーズがあるからこそ、ライザップのようなモデルが成立しているのだと思っています。それに対して、健康維持というのは、多数の人が少ないお金を払う領域だと考えています。最近話題のチョコザップは、明らかに運動不足解消や健康維持目的のユーザーを狙っていると思われますが、それも価格の低さや手軽さ(服を着替えない・家から近い)を重視しています。

そう考えると、オンラインフィットネスは店舗コストが低いため、価格面や手軽さでも価値を出せるのではないかと考えています。

モチベーション維持の面


次に、モチベーションという面で比較してみます。
若者の場合、運動をしたい人が個人の自由で(勝手に)運動をします。
誰からも運動を強制されることはなく、やりたいならマッチョになるまでやるようなイメージです。そのため、モチベーションの影響度は低いのではないかと考えています。しかし、シニアの場合、介護予防という考え方があります。行政やメディアがシニアの運動の必要性を叫んでおり、身近な人や自分自身が体の不調を起こすこともしばしばですので、「運動しないといけない」とは思いながらも運動ができていない人がとても多いです。そのため、モチベーション維持の重要性がとても高いと考えています。その点では、リアルでの対話以外でも、オンラインでのコーチングなどを通して、価値を出せるのではないかと考えています。

シニアだからこそ、オンラインの可能性が大きいのでは?

以上3つの項目で比較してみた場合、必ずしもオンラインが愚策だとは言い切れないと思っています。むしろ、体の不調が多いシニアにとっては、パーソナライズ性なども大事だと思いますので、オンラインだからこそできることも多いと考えています。

とはいえ、オフラインにもリアルでのコミュニティという抜群の優位性があるため、オンラインオフラインにとらわれず、最も健康寿命を伸ばせる方法で挑戦していきたいと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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