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ケアマネージャーに対するリスペクトが止まらない

だんご院長です。
パーキンソン病で寝たきり状態の利用者さんが
いらっしゃいます。Yさんとしておきましょう。
Yさんは自力での歩行はできませんので、移動は車椅子です。
トイレもベッドの横に簡易トイレがセットされています。
いつもお宅に伺いますと、
パンパンになった45リットルのゴミ袋が1つ玄関に転がっています。
排泄物なんかも入れるのでしょうから、
老人二人暮らしとは思えないほどの量のゴミが毎日出るのでしょうか?
切なくなります。

さて、
利用者さんには、マッサージ中にお話しされる方とそうでない方がいます。
Yさんの場合、マッサージ中はほとんどお話しになりません。
時々、「痛いから優しくして。」とか「もう少し強くてもいい。」とか
指示が出るくらいで、目を閉じて
気持ちよさそうにマッサージ受けていただいています。

で、今回もマッサージさせていただいたのですが、
帰りがけに、
「次回は月に1度の病院に行く日と重なるので、時間を変更できますか?」
という問い合わせをいただきましたので、
「いつもより20分遅れでどうでしょうか?」と提案しましたところ、
「それでいいです。」とおっしゃっいましたから、
「では、そのようにしましょう。
カレンダーにもそのように書いておきますね。」とお伝えして
失礼したんです。

事務所に戻ってしばらくすると、Yさんから電話がかかってきたんです。
「次回のマッサージはどうなりましたか?
次回はマッサージ来てもらえないんですか?」と。
「いいえ、いつもより20分遅れてお伺いしてマッサージしますよ。」と、
お答えしますと、
「ああ、そうですか。分かりました。」と言って、電話を切られました。

しばらくして、またYさんから電話がかかってきたんです。
「来週はどうなるんでしたか?
来週はマッサージ来てもらえないんですか?」と。
実は、来週もYさんの都合で、いつもの時間ではなく時間をずらして
お伺いする約束をしていたので、
「来週は午後から伺ってマッサージしますよ。
カレンダーにもそう書いてますから確認してみてください。」と、
お伝えしたところ、
「そうですか。分かりました。」と言って、電話を切られました。

ケアマネージャーさんに確認しますと、
「最近、記憶が曖昧になることが多いんです。
イレギュラーなことがあると心配になって
何回も確認の電話をかけてこられるんです。」とのことでした。
今回の場合、2回の電話のやりとりで終わりましたが、
今後は無限ループになる可能性もあるということです。

そう考えると、
ケアマネージャーというか高齢者相手のビジネスはほんと大変、
誇りと覚悟がないと務まらない仕事だと改めて思いました。
今回の件でケアマネージャーさんに対するリスペクトがさらに増えました。

本日も最後まで読んでくださり憚りさんえな


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