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投資をはじめてよかったこと#2

過去に投資をやって良かったことを書いたところ、スキ5件という大変ありがたい反響があった。

今回も同じ内容だが少し違う目線でやって良かったことを書きたい。

前回の記事では「投資そのもの」について良かったこと、悪かったこと(反省すべきこと)を列挙したが、投資を通じてほかの生活がどうなったかを書く。まず仕事についての記事。

良かったこと 普通の仕事のクオリティが上がった気がする

普段の仕事をする際も投資関連の勉強をしていると頭の整理がされるように思える。1、結論・まとめファースト、詳細・理由は後 2、考え方の枠組みを知ることが出来る 3、主観より数字・ファクトで語る これによりわかりやすい話し方や賢そうな感じになるのではと思っている

1、結論・まとめファーストのわかりやすい話し方が学べる

一生懸命話していると、理由→結論で話してしまいそうであるが、少なくとも僕はいろんな投資関連の記事なんかを見ていると結論ファーストが圧倒的にわかりやすかった。これは多分プレゼンテーションなどをする人は意識したほうが良いと思っていて、理由①、理由②、理由③・・・→結論 というのは理由同士のつながりなどが読んでいたり聞いていたりしても理解しづらいことが非常に多かった。

あとは新聞の記事や、英語全般はほとんど結論ファーストで、タイトルだけ読めば7割くらいわかる、という状態がプロの書く記事の基本であることを

たとえば、IPOの目論見書は、まず纏め(サマリー)があり、その後、詳細がある。もちろん詳細を見ても話しはわかるのだが、サマリーがあることで肌感覚で何倍もわかりやすい資料になっている。

ちょっと意地悪な見方かもしれないが、他人のメールや資料を見ると、「できている」人と「できていない」人に著しく偏りがあることに気付く。

2、考え方の枠組みを知ることが出来、網羅的な話が可能に

これもIPOの目論見書関係になるが、最初のサマリー部分であっても、「どういった使命を果たすための企業で、顧客は誰で、どのくらいの到達可能な市場規模を考えていて、どういったリスクがあって・・・」ということは、ほぼどの企業でも書かれている。

まさにこれが企業を語るうえでのフレームワークであり、ビジネスを語る上での根幹で、GAFAであっても、その辺のちっこい事業であっても顧客や到達可能なマーケット、事業場のリスクなどは必ず存在する。

逆に言うと例えば「駅構内のうどん屋」の顧客・ターゲットはほとんど「電車を利用する人」になると思うが、もし「うどん屋の改善」についてほぼ顧客のタイプが変わらない隠れた前提を省略し、「原価」などを考える場合であっても「顧客」は常にいるわけで変化しうる、という状態を知っているかどうかというのは重要に違いない。

とはいったものの、枠組みだけを正確に把握する、ということは今までしていなかったので最近IPOしたドクシミティの目論見書S-1を参考にサマリーに書かれた項目を整理してみた。 

「概要」・「業界の背景と課題」・「自社の市場機会」・「自社の価値提案」・「自社の強み」・「自社の成長戦略」・「自社の人々/文化/価値観」・「業務のリスク」

である。

こういったものと既存のフレームワークの3C分析とか4P分析とかそういうものが組み合わさるととてもバチっとした網羅的な作戦が練れるキャラになれそうである。

3、主観より数字で語ることの重要性を知る

結局のところほとんどの企業にとって「何をしているか」も大事だが、きちんと利益を上げることが出来るのか=数字の方が重要であるように感じる。

そのためには説明も数字やファクトをベースにしたものである必要があり、普通のサラリーマンであれば正確に数字で話す、ファクトで話すことのみを行い、補足的な部分や、測定する方法が無い部分に定性的な表現を添える、という程度の方が理にかなった説明になっていると感じる。

僕は普通のサラリーマンであり、これからも普通のサラリーマンなので

まとめ:投資をはじめると仕事のクオリティが少しは上がる気がする

投資をするということはビジネスを知ることなので、結果的に休みのときも仕事っぽいことを考え、触れるため、わかりやすい話し方や網羅的な把握・分析力など仕事のクオリティにもつながりそうであると感じている。

今回、せっかくなので(タイトル1以降は)まとめ→理由→まとめという形で書いてみた。

記事にしてみると「絶対普段の仕事ではこういう話し方出来ていない」という強い確信があり、もっと投資しなければならないとより強く感じる。

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