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記録は鍛錬

早いもので、来週の後半から7月に入ります。
1年が、半分終わろうとしているんですね。年とともに、時間が経つのが早く感じられます。亡くなった義母が、「1年が過ぎるのが、まばたきするくらい早く感じる」とよく話していましたが、そういう感覚がわかるようになってきました。

でも、手帳に日々の出来事で大切なことは書いているので、記憶できなかったことも記録を見れば思い出せます。
時間があっという間に過ぎたように感じますが、手帳の厚みを見ると、全力で、丁寧に過ごしていると思えます。

この手帳を使い始めて今年で10年になります。

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それまで、記録を取っていなかったわけではありません。

大学4年の時、就職日記をつけ始めたことがきっかけになって、
ずっと記録の人生を歩んでいます。

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10年前までは、写真のようにノートに記録を取っていました。

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でも、何冊にもなるのでどこに何を書いたのか、探すのが大変でした。多い時で、1日に30ページ以上書くことがあるので、1冊のノートがあっという間に終わってしまいます。

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写真右に寝かせておいてある「モレスキンノート」は約130ページありますが、2か月で書き終えてしまうこともありました。(書くだけでなく、貼り付けたりしているからでもあります)

大切なことを書いても管理のしかたが良くないと、「探す」という余分な時間が発生してしまいます。
この「探す時間」がどれだけ省けるかによって、生産性が上がり質の高い作業にすることができます。
必要な内容をすぐに取り出すために、手帳に記録することにしました。

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「書いて記録する」ということについては、時間がかかるし、面倒という方もいらっしゃると思います。
特に、パソコンやスマートフォンの入力に比べたら、かかる時間に大きな差があります。

それでも私は、書いて記録することにこだわっているのは理由があります。
それは、書くことによって、様々なスキルを鍛えることができるからです。

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例えば、朝、必ず行っている芝蘭友先生のメルマガの内容の書き写し。
著名な方の語録とその解釈が短くまとめられているメルマガを、重要なポイントをもう少しコンパクトにまとめて書き写しています。
言葉を書き写すだけのように見えますが、表現のしかたや言葉の選び方がとても勉強になっていますし、重要なポイントを再確認できたり、自分自身の経験や体験が引き出されたりします。
言葉をただ借りてくるだけではなく、自分事に意味づけて用いると、どこかで話す機会があったときに、伝えている内容が具体的で説得力が増します。
また、自分の字を見るとその時の心の状態がよくわかります。(急いでいたり、集中力が落ちているときは字が乱れます)

研修で受講された方や、打ち合わせで担当者からいただいたコメントも、そのままを記録することがあります。

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時間が経って見返したときに、その時には気づけなかった思いやその後のやり取りの変化について理解が深まることがあります。
記録は私にとって鍛錬でもあります。

何か一つのことを継続して取り組むためには、「危機感」「快感」「価値感」を持つことが大切だと言われています。
危機感は、「このままだとまずい!大変なことになる!」という感覚
快感は、「やっていて楽しい」という感覚
どちらも、何かを始める大きなきっかけになりますが、だんだんとその感覚は鈍くなってきます。
でも、「価値感=それを取り組むことの意味や目的」は、鈍ることがありません。
そして、価値感を持ちながら続けることによって、「面倒だ」「時間がかかる」などと感じず、続けることが自分にとって当たり前という感覚になっていきます。

この感覚は、実践することで身に付けなければ得られないものだと思っています。


誰でも、何かに新しいことに取り組むときは、ゼロからのスタートです。
そして、ゼロをいきなり100にすることはできません。
でも、ゼロを1にすることなら、いくらでも考え方や方法があります。
なるほど!と思ったことは、やってみることです。

やらずにわかったつもりになったり、どうせやっても意味がないと思ったり、やるのが面倒くさいと思っているうちは、成長や進化など望めません。

限りある時間(命)を、体験することに重点を置いて、全力で丁寧に過ごし自分の人生を豊かにしていきたものです。

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