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0→1は難しいけれど…

最近、こちらにブログを投稿しはじめましたが、ブログ自体は昨年の2月から別のところにほぼ毎日書いています。
最初は、週2~3本からはじめるつもりでした。でも、いざ書き始めたら、もうちょっと回数を増やしてもいいかな?と思うようになり、いつのまにか毎日投稿するようになっていました。

特にテーマを決めているわけではなく、思いついたことを「記録」として書いています。
9年前から使っている「ほぼ日手帳」も、毎日の記録です。

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         2012年~2019年のほぼ日手帳

その日の出来事を、それに対してどう感じたか、何を考えたかを交えずに書いておくと、あとで読み返したときに、そのときに気づかなかったことに気づいたり、アイデアが浮かんだりします。体験したこと、見聞きしたことは一つでも、捉え方はその時々で異なります。
対応したクレームも、事実を忠実に記録しておくと、冷静になって読み返したときに、どのように対応すればよかったかに気づけます。

「記録」は自分自身を成長させるために必要なものだと感じているのです。
そう思うようになったのは、大学4年の頃、就職活動のひとつとして、毎日「就職日記」を付けていた頃からです。

講義をサボってばかりで成績もよくないし、何の取り柄もないし、話すことも書くことも下手。
そんな私のことを、採用してくれる企業なんてあるはずがない。崖っぷちに立たされたような状態でした。
でも、そのことに気づいたのが早かったのがせめてもの救いでした。

「何もないんだったら、今から出来ることを増やしていこう!」
「就職先を決めるために、出来ることを増やすんじゃなく、社会人になるために必要なことを、就職活動中に身につけよう!」
そう決意して、その準備のために取り組んだことを、記録することにしました。

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        ↑これが就職日記1冊目のノートです。

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A5サイズの、小学生が使う「じゆうちょう」。
1ページ目に書いたのは、小学生の作文のような内容でした。

「5月6日 ゴールデンウィークもおわった。気分を変えて頑張ろう。今日から、早く学校へ行って資料室へ足を向けるように努力するんだ!恵子頑張れ! スクールバスで 富 次長(当時の就職部の次長)と同席してしまった。厳しそうな人。でもとびかかってみよう。
思わず、『ゴールドウィン 受けたいんです』なんて言ってしまった。『森戸さん(女子学生の就職相談の担当者)にしっかりくらいついてゆけ』と言われて、『はい頑張ります!』と笑ったつもりだったが、顔が引きつっていたように思う」

しばらくは、1日に1ページの半分も書けない状態が続きました。
でも、上手く書けない自分のことを情けないと思ったことは1度もありませんでした。

それよりも、
「今日、どんなことを見たか?聞いたか?行動したか?」
1日の終わりに必ず記録し、リセットしてから、明日を迎えよう!という気持ちが強かったので、書き終わると「よしっ!明日もがんばろう!」というワクワクした気持ちになれました。

そして、第一志望だった物流会社から内定をもらった10月4日までに就職日記は7冊になっていました。

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今でも、時々読み返してみるんです。けっこう笑えます。文章はメチャクチャだし、就職活動と言いながら、「何でもアリ!」という感覚で好きなことを書きなぐっています。
でも、パワフルだったし、楽しんでいたなーって、昔の自分に元気をもらえます。

どんなことも、プロセスって大切だと思うのです。
時間がかかったり、結果的に上手くいかなくても、そこにたどり着くまでに自分自身が「何を考え、どのように行動したのか?」から、学べることってたくさんあります。

上手くいかなかったから、もういいや!ではなく、上手くいかなかったことを検証して、次の手を打つこと。
注意されたことも、ダメ出しされたことも、落ち込むだけじゃなく、どのような指摘をされたのかを記録して、成長の糧にすること。

今思うと、記録を取り続けていくことだけでなく、課題を解決したり、もっと良くなるように改善や工夫をするコツを身につけられたような気がします。今、付けている手帳もブログも、就職日記をつけていた頃とほとんど変わっていません。

0を1にするのは、結構難しいものです。
何にもないところから生みだすわけです。
やろうとしていることが本当に合っているのか、やってどうなるのか?
切羽詰まって時間がないと、結果を少しでも早く求めたくなるし、不安な状態から早く抜け出したい!という気持ちになります。

でも、1を生み出さないと次には進めないのです。時間をかけて生み出せた1が、2を生みだすきっかけになり、3、4、5とだんだん加速していく。
大学4年のときのその体験が、今の私の土台になっているような気がします。

#就職活動 #就職日記 #ほぼ日手帳 #記録 #手帳もブログも目的は記録のため

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