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52.はじめてのプロデュース(3)

電話や訪問による何度かの打ち合わせ後、いよいよ女子社員の研修がスタートしました。
6月16日、7月14日、8月11日の3回に分けて、ショールーム勤務の女子社員を対象に、「顧客満足につながる接客応対」の研修を実施しました。研修を3回持たせてもらえたので、とても充実した内容になりました。

1回目の研修のときには、毎日の業務に追われ、ゆっくりと自分を見つめなおすことやお客様、上司、同僚への接し方に余裕がなく、“こんな忙しいときに、研修なんてしてられないわよ!”という気持ちが、表情から伝わってきました。

しかし、基本を見直し、女子社員同士で話し合いをしていくうちに、研修の雰囲気が明るく活気のあるものに変わっていきました。
そして、最終回は、岡山での研修のときと同じように感動の涙で終わりました。

「楽しく身になる研修でした。研修という枠を越えて、いろいろなことを学ぶことができました」

「3ヶ月間 本当にありがとうございました。こういう研修をうけるのははじめてでしたので、大変勉強になりました。あと1年(?)終ったときに、堂々と皆さまの前で発表できるような力と心臓(今は「蚤」ですが)を持てるよう日々努力していきたいと思います」

「3ヶ月間、本当にありがとうございました。前向きに頑張ることが、すべてをよい方向に導いてくれるということを実感させられました」

「自分自身がわかっているつもりでも、他人にそれを伝えることが難しかったり、いろいろなタイプの人が、多種多様な考えを持っていたりと、今まで気にも止めていなかったことが浮き彫りにされた3ヶ月でした。この頃、仕事のことをいろいろ考えるようになり、これからの仕事に、新たな1ページを開くことが出来そうな気がしています。ほんとうに初心忘れるべからず_ですね!研修は、好きなほうで、すぐ首を突っ込んでしまいたくなるタチで、いろいろ受けましたが、今回は自分自身望んだ時期と、講師の人柄、進め方のよさに助けられ、実りの多い研修でした。ほんとうにありがとうございました」

「大西さんは涙もろいですが、それって教えてもらう側にとっては、すごく嬉しいことです。涙もろいのが嬉しいわけじゃなく、それだけ一生懸命教えてくださったことが嬉しいです。会社というと、やっぱり機械的というか、感情がないというか、自分自身がそういう人間になりつつあるような気がします。でも、まずはそういうところから直していって、人間関係、仲間を築き上げていきたいと思います」

「私は以前受講したナー研修の際、髪の色を指摘されたり、注意が多かったのでこの3ヶ月間の研修がすごく不安でした。でも、今回の研修は、すごく私にとって必要な研修であり、素直な気持ちで受け入れることのできた研修でした。Danbellさんのおかげで、これからの仕事を前向きに行なえる気持ちになりました。本当にこの3ヶ月間、ありがとうございました。教えていただいたことを、ゆっくりでも自分のものになるよう頑張ります!」

「人前で話すことがとにかく苦手ですが、この研修でかなり慣れて、しっかり話せるようになりました。少しずつ変わっている自分に気づきました」


「大西さんが、最後に『自分を磨いたときにはじめて人に対して優しくなれる』とおっしゃった言葉が、変わらなくてはならないと日々思っていた自分を頑張らせてくれた一言になりました。この言葉を忘れずに、他人から羨ましがられるような女性になれるようがんばります!」

「毎回、“あ~、うん、うん、そうそう!”と、実例が挙がる際に、思い当たるふしのあるものばかりでした。ということは、実はそれが良いか悪いかはわかっているのに、実践されていない行動のものだったということを再確認した研修でした。テーマは違っていても3度も研修を受けたわけですから、今後の自分に生かせるよう頑張りたいと思います。有限実行の講師の言葉は忘れません。ありがとうございました」

これらは、女子社員の方たちに、最後に提出してもらった感想レポートの一部です。どのレポートにも、一人一人、この研修の内容をしっかりと受け止め、自分サイズの一歩を踏み出そうとしてくださっていることが力強い言葉で書いてありました。

職場に活気のないことを一番気にしておられたT部長も、3ヶ月間の彼女たちの変化にビックリされながらも、喜んでくださっていました。

岡山でD先生と一緒に取り組んできたことを、わたし1人で何とかやり遂げることが出来ました。伝える側が意図することが、受け手にきちんと伝わって、予想以上の手ごたえが感じられたとき、大変だけどこの仕事をしていて幸せだと実感できるのだと思いました。

第1弾の研修の反響に、自信を持ち始めていたわたしでしたが、次の研修は…。

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