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プロフィールについて 私の考え

昨年、約1年かけて、私のプロフィールを作成し直しました。
還暦を迎え、残りの限られた時間を、求められている人と場所で力を出し切るために、自分の棚卸しが必要だと思ったからです。

企業研修一筋で、社内講師歴を含めると30年を超え、幅広いテーマの研修を担当してきました。

お客様に、「大西さんに頼めば大丈夫!」とおっしゃっていただくようになり、紹介やリピートだけでこの仕事を続けられていますが、このままでいいのか?何かが足りない気がする。
という思いが広がっていました。

そこで、自分の分身となる、プロフィールを作成しようと考えたのです。

私は何のプロフェッショナルか?を一言で言えるか?
誰に対して、どのような価値を提供することができるか?
何を根拠に、そう言い切ることができるのか?

自分自身に、数多くの問いを浴びせながら問いに答え、言葉を紡いだのがプロフィールです。
プロフィールを作成するために、20年分の資料(研修実績やお客様の声)を見直しました。

完成させたプロフィールは、私の分身です。
私がどのようなプロセスを経てきたか?
何を大切にしながら、どのようなことを行っているかを具体的にお伝えできていると、思っています。

どのような資格を持っているかも、何のテーマで研修を行っているかも、記載していません。資格名を書いたところで、どのようなことかできるのかなんて伝わらないし、研修テーマを数多く並べても、ありきたりで誰の心にも響きません。

「この人に頼んだら、私たちが抱えている問題や課題を解決、改善してもらえるかもしれない」そう思っている人や企業さんと、出逢いのきっかけを作ってくれるのがプロフィールです。だから、万人受けする必要はないと考えています。

プロフィールの作成に取り掛かったのは、昨年3月。コロナ感染が拡大し、研修はリアルからオンラインに変わり始めた頃でした。
私はオンラインではなく、リアルだけで研修を続けることを決めていました。
コロナ感染が、棚卸しをして今後のことを考える時期と重なり、自分自身としっかり向き合うことで確信しました。そして、今も変わらずリアルにこだわって仕事をしています。

「オンライン化に対応できなければ仕事ができない」
果たしてそうでしょうか?オンライン化が進むことによって、本来備えておくべき講師力が問われ、淘汰されただけです。

この1年、作成したプロフィールと一緒に仕事をして

私は毎朝、仕事を始める前に、自分のプロフィールを見ています。
プロフィールを見ることで、背筋がピンと伸び、気持ちが引き締まります。
そして、今まで以上に自分らしさを大切に、迷いなく仕事に取り組んでいます。

プロフィールは、応募先に提出する書類の一部ではなく、経歴や資格を並べただけのものでもなく、私の分身。手帳とともに、一緒に進化する。私の大切な仕事のパートナーです。

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