ほぼ日手帳の活用 (2)
■ 3冊の手帳には、何をどのように記録をとっているか?
最初から記録のしかたを決めていたわけではありません。書き方や使い方は、続けていると変わります。最初から固定してしまうと、「こうじゃなければいけない」という気持ちが強くなって続けるのが辛くなります。ブログも同じことが言えると思います。
だから、私はどのようなことに取り組むときも、「目的だけを決めてやり方はどんどん変える」ということを大切にしています。手段を目的にするのではなく、何のために行うのか?意義や意味を明確にする。これは、全てのことに通じます。
手帳に記録する目的は主に2つです。
①研修、資料作成、助言やアドバイスに使うため。
②毎日、書き留めておきたいことを記録して(=アウトプット)1日を完結させるため
書き方で大切にしているのは2つです。
①できるだけ時系列で事実を具体的に書いておく
②内容を完結させない。まとまりがなかったり途中になってもいい
どちらも迷わず早く書くために必要なことなのです。日々の記録を書こうと思うと、一般的な作文のように気持ちや考えで盛り込もうとして時間がかかってしまいます。でも、出来事を時系列で具体的に記録しておけば、その時に考えたことや気持ちは思い出せるのです。
また、私は、手帳に書いてあることを、ブログネタのストックにしています。
ブログを書き続けるコツは、書くネタをどれだけストックしているか、下書きができているかだと思っています。
だから、2019年2月から4年3か月、毎日ブログを書くことができています。
手帳の記録は、ブログという完成品のための下書きなので、きちんと書くことより素材が集まっているかが大事です。ある程度素材が集まっていれば、あとは入力しながら、加筆修正を行うだけ。(このブログも、15分あまりで書きました)
日々書いている内容を紹介しましたが、ページの左下には、毎朝、起きてすぐ、本の書き写しを行っています。毎年、致知出版社の「一日一言」シリーズの書き写しを行っていて、
今年は、教育家である森信三先生の「運命を開く365の金言」の書き写しを行っています。
内容が口語体や難しい言葉があったり、話し言葉のようになっているため、一部、自分の言葉に変えて書き写しています。
これが、その日に大切にしたい関わり方や取り組み方の指針になっていて、書き写した後は気持ちが引き締まるのです。
①自主的に必要な情報を収集して書くためにある。
②書きながら考えが整理できる。
③情報収集力や聞く力を高めることができる。
A1やデジタルはそれ自体の機能が進化したり向上するもので、自分自身が進化するわけでも向上するわけでもありません。手軽さや便利さにかまけて自分自身の機能を落とさないためにも、私は手書きを通して自分を磨いていきたいと考えています。
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