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大切なことはずっと変えていない

12月は『師走』。今年も残り2週間あまりとなりましたが、走り回るようなドタバタではなく、1日1日を、丁寧に力を注ぎながら過ごしたいと思っています。

先日参加した、高野登さんの講演会の余韻が残って、いつも以上に今日はワクワクしながら研修を行ってきました。参加された方の多くは、高野さんが全国で展開されていた「百年塾」の塾生の皆さまで、古くからの友人を除いては初対面の方ばかりでした。でも、皆様が気さくな方ばかりで、気軽にお声掛けくださり、講演会が終わるころには古くからの友人のように楽しく交流していました。

ただ、講演を聴きに来られたのではなく、一緒に集う方に対して思いやりのある接し方をしてくだって、チョコレートの塊が温められて、徐々に溶けて液状になっていくような心地よさがありました。

コロナ禍になり、これまでのような活動ができなくなるなかで、新しい形式を取り入れながら、生業を続けていくことが求められるようになりましたが、「集客」「収益アップ」「売上アップ」「知名度アップ」という言葉ばかりが先行しているように思うのは私だけでしょうか?

私は、それらは、自分自身が大切にしていることを、愚直に取り組み続けた結果、得られるものだと信じています。
『寒天パパ』で有名な、伊那食品の塚越寛会長も、
『売り上げや利益より大切なものがあり、利益は残ったウンチにすぎない』とおっしゃっています。

たくさんの方と浅く広くつながるより、たとえ一人でも、深く深くつながって、対話を重ねながらともに成長していきたい!

そのつながりに、また一人、また一人と、心の揃った仲間が加わって「狭く深く」が、やがて「深く広く」へと発展していく。そんな生き方、関わり方、仕事への向き合い方を、これまでも、これからも、ずっと大切にしていきたいと思った時間でした。

一昨日は、ビルメンテナンス会社さんで、設備警備担当の皆様の、電話応対研修でした。

電話応対のモニタリングから担当させていただいて、講評を行うとともに、応対向上につながる研修を行いました。
こちらのビルメンテナンス会社さんは、毎年研修や教育ビデオをご提供しているビルメンテナンス会社さんからのご紹介で、研修を担当させていただくようになりました。総務部長は、私が店舗改善指導を行っている銀行で、支店長を務めていらっしゃった方でした。

「大西さんには厳しく指導してもらいましたが、そのおかげで業績評価が一気に上がったんですよ」
部下の方に、その当時の様子を笑いながら話されて、私のことを紹介してくださったおかげで、社員研修から、清掃部門、駐車場管理部門、警備設備部門と、担当させていただく研修が広がっています。

先週担当させていただいた病院の研修も、銀行の店舗改善指導も、お客様のおかげでご縁を広げていただいています。
ありがたいことです。
そして、ご縁を広げていただいたご恩に報いるために、私にできることは、ご依頼いただいたお仕事についてご要望をしっかり受け止めて、魂を込めて丁寧に取り組み、成果につなげることだけです。

社会がどのように変化しても、30年間、その姿勢を信念を持って貫いてきました。そして、これからも、この仕事を続けていく限り貫いていきます。

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