友だちは運、友だちは面積
昨日から、福島に滞在しています。
JR線→新幹線→特急と乗り継いで約8時間。長いですが、車内で過ごす時間を有効活用しています。
移動中の新幹線の中で、興味深い記事が目に止まりました。
president onlineの記事で、その記事の中に、「友だちは運、友だちは面積」という言葉がありました。
子どもが人間関係に悩んでいたら、どう声をかければよいか?
ベンチャー企業投資家の山本康正さんが語っておられました。
クラスメートと仲良くできなくても問題ない。友達は運、友情は面積。深くつきあえる友人が数人いれば、友情という面積の総量は増やせる。
友だちができない、仲良くなれないと思っている子どもたちに対して語っているように見えますが、大人にも言えることだと思いました。
Facebookの友だち申請、Twitterや noteのフォローは、Facebookが「友だち」と称していますが、申請が承認されたら即、友だちになるわけではありません。
繋がりを持ち、友だちになるきっかけを作ったにすぎません。
リアルかどうかに関係なく、申請して、やり取りもしないのに、「友だち」になりたい数を増やすことに夢中になる。
そういう人ばかりではありませんが、
私は、当初から、そのことに違和感を感じていました。
自分の今いる場所からでも、SNSを通じて、遠く離れている人とも知り合いになれる。
掲示板やチャットや、zoomなどで会話が可能になる。
とても便利でありがたいことではありますか、いいねをされたらしに行く。毎日いいねを増やすことに時間をかけるのは、私は、好きではありません。
私がパソコンを購入してすぐ、無料のホームページを作りネット上で交流の機会を持ち始めたのは1998年、今から、24年前のことです。それだけ長い期間活用していても、友人は少ないです。
それは、1人ひとりとの対話を深めることを大切にしたいと思っているからです。
冗談や恥ずかしい体験など、雑談で盛り上がることもありますが、時間をかけて、いろいろなことを議論しながら、お互いに大切にしている考えや価値観に触れ、刺激し合える関係、新しい何かを一緒に創り出せる関係を大切にしたいと思っています。
その考えは、リアルでもSNSでも同じです。
SNSを活用するようになって、深く付き合える人と出逢い、私の人生はますます充実したと思っています。
40歳のときに、ドラムを習いはじめ、ネット上でバントを組み、自分の書いた詩が曲になり、仙台に住むバンドメンバーの結婚式でライブをしたのも、SNSのおかげです。
パソコンが自作機なのも、ネットで知り合った友人がサポートしてくださるおかげ。
一緒に学び、高めあった友人と感動の初対面をし、その後もメンバー同士、それぞれに交流を深めているのもそうですし、
次女まで巻き込んで旅行に行ったり、一緒に仕事をしたりするようになったのも、オンラインでの出逢いがきっかけになっています。
Twitterは、気になる記事が投稿してあれば、フォローされますが、自分がフォローされなければ、フォローが外されます。
フォローしている数より、フォロワー数がかなり多いのは、共感できる記事を発信し続けている人。私も、そういう方が何人かいます。毎日投稿している人もいますが、たまにしか投稿されない人もいる。だから楽しみなのです。
その人からフォローされなくても、その人の考えや言葉から学びたい!
そんな出逢いや発見ができればいいなと思っています。
Twitterは、ずっと放置したままでしたが、たまたま、ほぼ日手帳のことを投稿したときに、糸井重里さんにリツイートしてもらったことがきっかけで活用することになりました。
ほぼ日手帳のユーザーさん、手帳やノート、文具が大好きな方と、情報交換を楽しんでいます。
冒頭にご紹介した記事の最後を、山本康正さんは、こんな文章でしめくくられています。
友情=友達だと思える人の数×心を許せる深さ
浅い関係性だけの友人がたくさんいても、そこまでの価値はない。でも深くつきあえる友人が数人いれば、友情という面積の総量は増える。きみなら、どっちがいい?
皆さんはどちらがいいですか?
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