見出し画像

講演会レポート(2)


高野さんの講演会は、一年の締めくくりにふさわしい濃い学びの時間でした。

講演会が開催された場所は、大阪の谷町六丁目にある隆祥館書店さんのホールです。

隆祥館書店さんは、70年の歴史ある本屋さんで、店主の二村知子さんは、シンクロの日本代表だった方です。

街の本屋さんがどんどんなくなっていく中で、売れる本ではなく、お客様が読みたい本を取り揃え、作者と読者の集いを開催されるなど独自の戦略で書店経営をされてるいる方です。


私が今日購入したこの本は、隆祥館書店さんだけで、2200部売れた本です。13坪のスペースに一歩足を踏み入れたら、本好きは時間の経つのも忘れて過ごせる宝物探しのような雰囲気があります。

講演会は、17時から19時まで開催されました。二村さんが聞き手となり、高野さんに話していただきました。

二村さんの聴き方が素晴らしく、高野さんも気持ちよく話してくださり、私たちは高野さんから放たれる魂のこもった言葉を深い共感とともに受け取っていました。

そしてあっという間に1時間が過ぎ、休憩を挟んで第二部がスタート。

「今日はスペシャルゲストをお招きしています」と言う二村さんのアナウンスで登場されたのは、高野さんの著書第一作である「サービスを超える瞬間」を世に送り出した中馬さんでした。

中馬さんから、出版に至った経緯などのお話を伺うことができました。

「サービスを超える瞬間」は、まもなく第60刷を迎えるそうです。貴重なお話を伺って感動していると、「次のゲストは、大西恵子さんです」と二村さんがアナウンスされました。え?私?とびっくりしていると、高野さんから

「大西さん、例のあの太いのを持ってきてくれる?」と声がかかり、あの手帳とともに前に出させていただきました。そして、手帳のことも私の著書のことも、皆様にご紹介してくださったのです。

突然のことで、私はテンパってしまい、本のタイトルが一瞬頭から消えてしまったくらいでした。


ステージを降りるとき、高野さんが
「実は、前から企ててたんだ!」と満面の笑みとともにそうおっしゃって、感動と感激が何倍にも膨らみました。

隆祥館書店さんでも、本を取り寄せていただけるとのこと。最高に贅沢で幸せな時間になりました。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?