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ゴールが同じならやり方が違ってもいい

久しぶりにお昼はゆっくりできたので、専門店でパスタを食べました。
クリーム系ですが、レモンの酸味がきいて、さっぱりした美味しさでした。

一昨日から、一緒に登壇する講師との登壇練習が始まりました。
初日は、お昼過ぎから夕方まで、新入社員研修を一緒に担当する講師の一人と、登壇練習&勉強会を行いました。

昨年、登壇練習を行うときに録画した動画を観ながら進め方を確認し、23日の模擬登壇に備えていもらいました。4年前から専門学校でビジネスマナーの講義を担当されていて、専門学校で行っている内容とほぼ同じでしたので、登壇練習は予定より早く終わりました。その後は、専門学校での講義の進め方や、ご依頼をいただいているお仕事についてのご相談、そして勉強会を行いました。

「専門学校の非常勤講師のお話をいただいていて、お受けしようかどうか悩んでいます」彼女から相談を受けたのが4年前。

「仕事の幅を拡げるチャンスだと思うのですが、資料作成も講義の進め方も全く分からないので1年続けられるかどうか不安なんです」

そう話す彼女に、
「良いチャンスだと思いますよ。私が作成したテキストや資料を提供するし、講義の進め方は、その都度勉強会を開くからチャレンジしてみてはどうかな?」
と伝え、初年度は、テキストの内容の解釈や講義の進め方について、一緒に話し合いを持ちながら対応していただきました。

新入社員研修の登壇もですが、私が準備したテキストで私の進め方と同じように行うのが彼女のやり方です。私は、他の方が用意した内容や進め方で研修や講義を行うのが苦手なので、タイプが異なります。

しかし、彼女は、ただ同じように行っているわけではなく、必ずテキストの内容をしっかり読み込み、自分なりに解釈した上でその進め方で行っています。どんなにタイトなスケジュールの中でも、次の登壇練習、勉強会までにはテキストを読み込み、動画を視聴してくださっているので、本気度が半端ないのです。事前の理解や解釈がしっかりしているので、吸収力があり研修の進め方はどんどんレベルが上がっていきます。

仕事に対する向き合い方、取り組み方は超一流。彼女と一緒にいると学ぶことがとても多く、魅力的な方です。

「大西さんのテキストや進め方のおかげで、専門学校の講義を夢中で3年担当させていただいて、自分なりの工夫が少しずつ出来るようになりました」

目を輝かせながら、講義の進め方をいくつか話してくださったのですが、それは彼女が、くりかえし実践してきたからこそ編み出せた工夫だなと感動しました。

私が、リハビリの専門学校で続けている、レポートを介してのやりとりを、彼女も初年度からずっと続けているそうです。


「最初は大変だったし時間がかかりましたが、得るものは大きいです!レポートのやり取りを通して、一人一人としっかり向き合うことができているので、私にとって欠かせないものになりました」


ゼロから自分の力で内容や進め方を構築しても、既定の内容や進め方に添って行っても、目指しているところは同じです。それは、自分らしさを発揮したり工夫を凝らしているかどうか?取り組みを通して、関わっている方と、信頼関係を構築しているかどうかです。彼女に相談された新しい仕事のご依頼も、彼女の仕事への取り組み方や姿勢を見ていた方が、彼女に「ぜひ!担当してもらえないか?」と声をかけてくださったそうでした。

「私が大西さんから新入社員研修登壇のご依頼をいただいたときにプレゼントしてもらった『成功=準備×チャンス』という言葉を、ずっと大切にして取り組んできて、本当にそうだなと思うことができています」
彼女が目を輝かせて話している様子が、30年前の私と重なります。これからも講師仲間として、大切な友としてともに高め合いながら一緒に歩んでいきたいと思っています。

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