記憶には、なぜ反復が有効か

ご縁をいただきありがとうございます。
今回は、印象に残ったことを綴ります。

前回の関連となります。
聴講した「グリア細胞」についての講演。
「グリア細胞」自体のお話は難しかったですが、興味深い内容でした。
さらっと聞いて説明できるほど賢くないので、割愛。

参考になったのは、記憶の話。
年齢を重ねると、ちょっと前のことは忘れてしまうけど、
なぜ、昔のことは覚えているのか。

記憶は回路。
新しい記憶は「海馬」で行われる。
若いうちは、この海馬の働きがいいので、海馬への定着も素早い。
この海馬の記憶が、2,3週間で「大脳皮質」へ移るらしい。
古い記憶を覚えているのは、「大脳皮質」に定着しているから。

年齢を重ねてからだと海馬の働きが鈍くなってくるので、
「海馬」へ定着しにくい。
「大脳皮質」へ移らない。
忘れる。

記憶したいものや、定着させたいもの。
何回も聞いたり見たりせよと言われるのは、
「海馬」へきっちり定着させ、「大脳皮質」に移らせるため。

過去の記憶が忘れられないのは仕方ないけど。
上書きすることができるといわれるのは、
この仕組みを使っているということなんだなぁと。
反復は大切。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
またご縁がありますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?