収穫ありの3連戦　C-T13回戦（マツダ）

常に先の塁を狙っているカープの選手たち。新井監督もサインを出せるタイミングを伺っている。１，３塁の状況だと、ダブルスチールは常に意識する必要がある。他のチームは心配ないが、カープは違うからね。だから、８回はバッテリーの意識が薄かったと言われても仕方がない。

８回に一挙４失点は、徹底的に走られてしまった。あれだけやられ放題は絶対にダメだ。四球もミスも絡んだ４失点だった。打たれるだけならホームランでも打たれないと大量点は取られない。島本が野間に与えた四球は余分だった。石井大が許した三盗は罰金もの。左投手ならある程度は仕方がない部分はあるが、右投手で成功させてはダメだ。羽月に許した三盗は試合の局面を変えてしまった。良い球を投げていても、あれでは厳しい局面は任せられない。非常に内容が良かったので彼には期待したが、残念だった。

捕手の梅野ももっと注意するべきだった。サインで牽制をさせるとかの判断が欲しかった。梅ちゃんバズーカと言われていた頃と比べると肩は弱くなった。だが、ワンバウンドを止める能力は今でも誰よりも高い。だから才木も信頼して腕を振れる。

打つ方はかなり良くなった。全く点が入る気配がない打線だったが、相手がかなり意識して配球を変えて来ている。３点を入れた２回は小幡のタイムリーと村上のタイムリー。そして近本の犠牲フライ。３連続打点は最近では見られなかった。かさに掛かって攻められる事が打線上昇の証だ。

村上は粘っていた。７回２自責点だから、MLBで言うハイ・クオリティ・スタートだった。先発投手としては十分以上の内容だった。彼自身の状態は上がって来ている。勝ち星は積み上がって来ると思う。

逆転されて、そのままの敗戦ではなかったのが良かった。非常に良かったよ。打線に反発力が出て来た。これは、これからの戦いにとっては朗報です。近本は三塁打を放ったし、大山がホームランを打ち込んだ。その前の日は佐藤が２ＨＲだった。打線が貧弱過ぎて見ていて全く面白くなかった。だが、ここから少し変化が起こりそうです。

日曜日の神宮が最悪に近い敗戦だったので、この３連戦は心配していた。だが、カープ相手に戦えた。この３連戦は、これからのペナントを戦う上で非常に収穫のあった３連戦だった。今日からは甲子園で戦える。