だるまさん

観光地でバイト始めました お客様の90%は外国人で店はいつもカオスです 海外生活経験のせいか日本人ぽくないと言われることもある私〈バイト〉が国内外のお客様と接して笑ったり怒ったり、インバウンドの最前線、観光地のみやげ物屋のバイトの日々を呟いています よろしくお願い致します🌱

だるまさん

観光地でバイト始めました お客様の90%は外国人で店はいつもカオスです 海外生活経験のせいか日本人ぽくないと言われることもある私〈バイト〉が国内外のお客様と接して笑ったり怒ったり、インバウンドの最前線、観光地のみやげ物屋のバイトの日々を呟いています よろしくお願い致します🌱

最近の記事

文化が違うとはわかっても、外国のお客様にこれはやめてほしいと切に願うのはホジホジ・カキカキ

海外のお客様と接して、 これだけはやめてほしいと困っていることは ディスカウントがしつこいとか 油物を食べながら商品に触るとか 並んだレジの横入りとか 商品を手荒に扱うとか にんにくの臭いがきついとか 商品を袋から勝手に出すとか 買う前から叩いたり、爪でこすったりするとか 世界中のお客様が相手なのでいくつもあります でもそれは、色んな国の方がお客様なので 文化の違いもありますし 仕方がない ですが唯一、バイトが、これだけはやめてほしいと願うことがあります それは・・・

    • マダムかマドモアゼルか、ときどきマァムか

      日本でも有名な観光地でバイトをしていると、 たくさん海外からのお客様がいらっしゃって "エクスキュズミー"以外にも いくつかの呼ばれ方をします 「ヘイ、ミス!」だったり「サンキュー、マム!」だったり、 そして「マダム」だったり。 昔バイトは、この「マダム」と呼ばれることが嫌いな時代がありました。 ですが今は全く戸惑うことがなく、それどころかバイト先でお客様に言われると嬉しく感じる時もあります。 というのは、バイトは もう何年も前のこと、フランスに住んでいた経験がありま

      • 海外のお客様が多いので、たくさんの外国語を聞く毎日です

        バイトに出勤するのは朝です。 店に足を踏み入れた途端、いえ もっと早く鞄を置いてエプロンをつけた瞬間から戦場です  おはようございます、と、先輩バイトに話しかけても「はよっ!」と忙しそうに通り過ぎていき、頭がまだ動いていない状態から お客様のエクスキューズミー!があちこちから聞こえ、日本語の挨拶もそこそこに英語にまみれます 最初「これを取ってください」と英語で言われても「これですか?ディース?」という感じだったのが、 そのうち「これですか?ディスワン?これでいいですか?

        • ご来店の優しい英国老紳士と奥様を接客して、思いにふけた日

          今日のお客様は欧米人のお二人。 元気なおばぁちゃまと口数の少ないおじいちゃまの御夫婦。 品物をあれこれ手にとっては買い物カゴの中に入れながら来店したおばぁちゃまのお客様に比べて、おじいちゃまのお客様はゆっくりとした足取りで店内へ 最初におばあちゃまのお客様は折り鶴のキーホルダーを買い物カゴの中へ入れました おばあちゃまは楽しそうに、英語でたくさんおじいちゃまに何かを喋って、また同じキーホルダーをカゴの中へ入れました バイトな私は、息子さんやお孫さんへのお土産を探して

          日本人のお客様と、日本人として振る舞うお客様

          海外のお客様が多いこの観光地も夏休みや冬休みの頃には日本人のお客様が増えます もちろんゴールデンウィークも例外ではありません 母語なので話が通じるし、会計の時にお金を用意して待っていてくれるし、買った後に"やっぱり買わない"とか"取り替えてほしい"とか 言ってこない。 外貨を混ぜて支払われることもないし、ぼったくられないようにという態度で接してこない。 なんとストレスがなく楽なんだろう、 話がスムーズに通じる、これ大事! 今日も日本人が多いなあと通り過ぎる観光客をみている

          日本人のお客様と、日本人として振る舞うお客様

          それ、何に使うの?

          色んな国からのお客様は、たまに不思議なものを探しています 先日「これを探しているけどみつからない」とスマホをみせられました。 写っていたのは立派な木魚 それはお土産屋にはありません。 どちらかというと・・・と、 仏具店にあるとお伝えし、聞いてみました 『それ、何に使うんですか?』 お客様が東南アジア系の方だったので、仏壇で木魚を叩くのか、少し興味がわきました すると彼は、 ゲームに使うので探している。 木魚をゲームに使う? ぽくぽくぽくぽくぽくぽくぽくぽく

          それ、何に使うの?

          君の名は・・・・マグネット

          なぜなのか、海外のお客様は 予想以上によくマグネットを買い求める。 どこの国とか、どの辺りの地域とかではなく、マグネットに人種や国境はない そんなわけで、バイト先はたくさんのマグネットを用意してお客様を待っているのだけれど それらは店内にあるので、外に立っているバイトたちは「マグネットはありますか?」と、よく聞かれる。 たかがマグネット されどマグネット 国によって全く発音やイントネーションが違う インド系のお客様は「まぁ〜ぐるネット」と、最初のMAGがインド的な巻

          君の名は・・・・マグネット

          恋は透明な、アクリルケースの中に

          今日は珍しく、日本人のお客様のお話。 この季節、学生服を着たお客様が増えてきました。 修学旅行にしてはまだ4月、 社会科見学にしてはもっと年上の、 中学、高校生のような年齢のお客様たちです この街ではないイントネーションを喋っていたりするのですが、春に修学旅行をする学校があるのでしょうか 女子のお客様同士で同じキーホルダーを買って 早速カバンにつけたり 男女5人ほどのチームで、女の子が 「みんなで同じキーホルダー買うからお金用意して。男子、聞いてるー!?」と、旅行で

          恋は透明な、アクリルケースの中に

          海外のお客様に伺った、正式な作法

          さて本日、午前中のお客様は とてもファンキーな、 いわゆるナイスガイな方でした。 アフリカ系の、背が高くて顔が小さくてスタイルの良い男性。イギリスやフランスなどヨーロッパの方でしょうか? 気づいた時、彼はショーウインドウに飾ってある戦国武将の鎧兜をじっと見つめていらっしゃいました ハローと声をかけると、ヘーイという反応。 そして彼は英語で「ノブナガは天皇の名前か?」と聞いてきました。 ヒップホップでも歌い出しそうな容貌なのに、信長を知っていらっしやるのだ!と思いました

          海外のお客様に伺った、正式な作法

          さくら、咲く

          バイト先からは満開の桜を観ることができます。 雅な建物と咲き誇る桜、こういう景色を待っていました。 土産物屋では、桜のキーホルダーなどが入荷して桜コーナーができあがり、お店の一角も さくら色一色です。 そのせいかお客様は、桜よりお店の品物に興味があるようで、桜の写真を撮るよりお買い物に夢中です さて、満開の桜の下、アジア系のお客様がいらっしゃいました。 彼女は桜のデザインがトンボ玉に描かれたキーホルダーを手にとって「これの赤がほしい」と仰いました。 こちらは桜のデザ

          さくら、咲く

          イラッとして、反省して、感謝して

          お客様に多いのは中国語を喋る方々。 中国本土の方なのか、香港なのか、台湾のお客様なのかもしれません。 バイトを始めて数日目、接客したくないと思ったのは この中国語を話す団体のお客様。 それぞれに我 先にと腕や服を引っ張り、計算中にも そのカゴの上に別のお客さんが商品をガサっと積み上げてきて悪びれることなく、結果、どれがどのお客様の商品なのか混ざってわからなくなってしまう 品物を見ては"新しいものと取り替えて欲しい"と言い、倉庫から探して持っていくと、中と箱を確認して、箱

          イラッとして、反省して、感謝して

          海外のお客様の接客で微笑ましく感じる時

          バイトを始めてリアルに身体で感じるのは、 日本をリスペクトしてくださるお客様が多いこと 日本が好きというお客様もいらっしゃるし、日本だからではなく外国に観光に来たのだからその国の文化を尊重しようという気持ちの方もいらっしゃるようです そして、できるだけ日本語を喋ろうとしてくださる方もいらっしゃいます。 海外で、その国の言語を、その国の人に喋るのは、少し勇気がいるかもしれませんが、ほんとうに微笑ましく思えます 先日は、アメリカからのお客様。 大きな体で背の高い彼は、狭い店

          海外のお客様の接客で微笑ましく感じる時

          おみやげ屋のひとりごと

          歴史ある文化に触れたくて、日本国内にある大きな観光地のバイト募集に応募しました。 朝はお参りに行って、お坊さんとも顔なじみになって、毎日古い建物をみながらの接客しつつ、お寺の鐘の音を聴きながら悠久の時の流れを感じる、そんなバイト・・・ ・・・と、思っていたのに、観光客の90%以上が外国人。バイトのエプロンをつけた途端に外国の観光客さんたちに詰め寄られ、時には服を引っ張られ、もみくちゃにされ、日本の文化どころじゃない。 まじかー 想像してたのと全然違う しかも日本語より

          おみやげ屋のひとりごと