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犬を助けてバイク転倒した田口選手に捧ぐ、私が思っている事

週刊男色ディーノです。
先週、プロレス界に何か起こりましたっけ?
何か出来事があったとしても月曜日には忘れるんですよ。
これは取り上げとくべきという事がありましたらその都度コメントにでも書き込んでください。
コメント見て思い出します。

今週私が気になったのは新日本プロレスの田口隆祐選手がバイクの転倒事故に遭ったというところでしょうか。
飛び出した犬を避けて転倒したんだとか。
もちろん無事で良かったという前提ですが。
私の中での田口選手の好感度がめちゃくちゃ上がりました。
自分のことに置き換えて。
ハクが急に車道に飛び出して、それのせいでバイクに乗った人が転倒したらと思うと。
そして、電話で自分ではなくハクの心配をしてくれたんだと思うと。
人としての田口選手の大きさがうかがえます。
犬を飼っている人にとって、神様です。

ちなみに、田口選手に関しては思うところはあります。
今週は、今まで私が抱いていた田口選手に対するイメージを語りつつ。
田口選手と私の違いがそのまんま新日本とDDTの違いだって話をしましょう。
これ、たぶん初出しです。
そして、かなりの本音を書くので早めに有料に入ります。

背景を述べておくと。
田口選手と私がリングでやっている事、よく比べられるんですよ。
というのも、よくエゴサしてたら見かけるんです。
田口選手がやっている試合の一部分を引用して
「男色ディーノじゃあるまいし」
「フェロモンズみたい」
的な意見を。

有料部分でなくここで語るものでもないと思いつつ、あえて語ってみますが。
バカにしないでいただきたい。田口選手を。
全然、一緒じゃないよ。

まず、プロレスラーとしてのスペックは私と田口選手では私が100%負けています。
厳しい入門テストを経て、血のにじむような訓練を経て田口選手はデビューしています
その上でケツを出すファイトスタイルを選んでいるのです。

私は違う。
それしかなかった。
この違いは大きいです。
学歴が違うのですよ。
いわば新日本プロレスという、学歴で言うと東大を経てケツを出しているのが田口選手。
一方どインディからプロレスラーになった私は例えるならば高卒。ケツを出すことで叩き上げでここまで来ている人間です。
比べるだけおこがましい。

私は、正直な話田口選手を尊敬しています。
彼は大手である新日本プロレスでできる表現ギリギリを攻めている。
いわば、あえてこのファイトスタイルを選んでいるのです。

実際、いろんな声が多く田口選手には届いているでしょう。
すなわち「普通にやれば強いのに」
っていう。
違うんですよ。
それこそ出自が違う私は想像することしかできませんが、普通にやれば強いからこそ。
普通にやることの限界を見たんだと思います。
普通にやって強い選手は新日本プロレスの中にはごまんといる。
その中で抜け出すにはどうすればよいか?
そういう話なんですよ。

いや、全部ただの私の想像だけど。
田口選手はおそらく、強いからこそそういう人生を選んだんだと思います。
私は、田口選手の選択を尊重し、尊敬します。
たぶんだけど、田口選手から見えている景色が私と近いんだと思います。
興行における、自分の在り方。
自分のファイトスタイルが及ぼす影響。効果。
それを踏まえて、自分のファイトスタイルを確立している、
凄いじゃないか。

だから、似たようなことをしている私と田口選手とでは地金が違うんですよ。
そして、それは同時にDDTと新日本プロレスとの地金の違いでもある。

ここから有料に入ります。
新日本プロレスでは描き切れないもの、DDTでなきゃ描けないもの。
そういう話です。
そして、ここから「じゃあ負けてんのか?いや負けてねえよ」って話をします。
違いはある。
学歴では負けてる。でもそれは人生の敗北ではないって話です。

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