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【絵本感想】『こえだのとうさん』

今回、紹介する絵本はジュリア・ドナルドソンさんが書いた『こえだのとうさん』です。

あらすじ

道端に落ちている木の枝にも、大切な家族がいるなんて考えたことがありますか?
小枝のとうさんは愛する奥さんと3本の子供達と生活しています。
ところがある朝ジョギングにでかけた小枝のパパは犬に追いかけられ、子供の遊び道具にされ、
鳥の巣になり、川に流され、バットにされたり、ブーメランにされたり……
単なる小枝として小枝のとうさんは散々な目に遭います。
かわいそうな小枝のとうさん。もう家族のもとには戻れないのでは……と希望を失いはじめます。
しかし、そんな小枝のとうさんに奇跡がおきます。
子供たちが大好きなクリスマスのヒーロー、サンタさんによって・・・。

ジュリア・ドナルドソンさん

機知に富んだ独創的なストーリーとリズミカルな韻を駆使する作家として、世界的に高い評価を得ている。
これまでに多くの絵本、小説、脚本、詞を手掛けている。作品の多くは25か国以上で出版されている。
現在、英国・グラスゴウ在住。夫、マルコムと暮らしている。

アクセル・シェフラーさん

世界でも有数の著名なイラスト作家。
一風変わった登場人物たちに命を吹き込み、こえだのとうさんや『もりでいちばんつよいのは?』(評論社)のグラファロなどのキャラクターを誕生させた。
ドイツ生まれ。現在、英国・ロンドン在住。家族とともに暮らしている。

いとうさゆりさん

1976年神奈川県生まれ。
ハワイ大学文学部芸術人文科卒業。
ホノルルの会計監査事務所で、コンサルタントとして勤務。
夫の転勤に伴い、世界各国を回る。
現在アメリカ・ノースダコタ在住。
2人の子育てをしながら、バベル翻訳大学院にて勉強中。

最後に

小枝の家族の話。
まさかジョギングにでかけた小枝の父親がいたるところで災難にあい、家に帰りたいのに帰れない状況になるとは。
うたい文句のように”とうさん、とうさん、こえだのとうさん!〇〇にはようじん、ごようじん”という言葉が繰り返し使われている。
犬や女の子の場合はどのような危険にあうのか想像しながら読むと楽しい。 このことで、小枝の父親はジョギングに行くのはしばらく控えるのではないだろうか。

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