本当に必要?!心房細動の抗凝固はERから開始する?
心房細動は、心臓の上室系でたくさんの信号が不規則に出現したときに
出現する不整脈です。
それらの信号のうち、房室結節が数回に1回の割合で心室に伝達することで心室は不規則に収縮します。
このように、心房細動の波形を読む時のキーワードは、
RR不整、narrow QRS、f波(細動波)の3つでしたね。
心房細動を救急外来で見た時の対応のポイントはいくつかあります。
この5つを思い浮かべながら対応を進めましょう。
上4つまでのポイントを抑えた心房細動で来院された方の
治療介入後の対応で、入院の必要性と合わせて必要なのが
抗凝固療法を行うかどうかです。
心房細動は不規則な心収縮をしますので、
心房や心室内に血栓を形成するリスクが高くなります。
脳卒中などを予防するための抗凝固剤を使用するかどうかの検討が必要です。
心房細動の抗凝固に関しては、塞栓リスク・出血リスクを
様々なスコアリングで評価して導入するかどうかを検討しましょう。
それに加えて、弁膜症性なのか?腎機能はどうか?で
使用薬剤を検討する必要があります。
特に高齢者の場合は、抗凝固をする是非については様々な意見があります。
患者さんの意向・ADL・生活内容・社会的サポートの有無を考慮した
抗凝固療法を総合的に判断しましょう。
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